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海苔/東京湾

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)講談社FRY DAY
)(通巻1314号)から


■海苔養殖漁師‐‐‐台風,温暖化,海の汚れが大敵。千葉県木更津市,東京湾で代々漁業を営む斎藤さん親子。高根(53)が3代目,息子の隼人さん(26)は4代目となる。


千葉県内でも水産高校が閉鎖されるなど,全国的に漁業継承者の問題が取り沙汰される中,すでに20代の後継者を確保しているのは珍しい。同じ木更津市金田漁協でも後継者がいるのは『86人中4~5人』というほど。『3年前に父が心筋梗塞で倒れたことをきっかけに,この仕事に就きました』という隼人さんは,家業に就く前,東京都内の飲食店に勤務していた。斎藤家はもともと稲作農業を主とし,兼業でアサリ採りの漁業を営んでいた。高根さんの祖父の代から海苔の養殖も始め高根さんたちがその技術と人脈をさらに,駆使し,『木更津・金田の青混ぜ海苔』のブランド化を確立した。青混ぜ海苔とは普通の黒い海苔のなかに青海苔が混じったもの。香りは強いが,『昔は黒い海苔に価値があるとされ,青い海苔は手で選り分けはじいていた』のだという。『でも父は,青があってもいい,青がうまいと思ったんです』と,真っ黒な海苔と同格に押し上げたのである。夏はアサリやアオヤギ漁と農業を営み,海苔の養殖は秋に始動。漁協から海苔の種となる糸状体牡蠣
ガラを購入して手入れし,8月の終わり頃から東京湾の海に,各漁師に均等に割り当てられた場所に棒を立て,種をつけて海苔網を張る。11月半ばころから4月上旬までが収穫の時期。だが,台風などの災害や温暖化といった自然状況で年々漁期が短くなっている。さらに汚れた海も海苔の大敵だ。生海苔のなかにゴミが混入されていると,異物混入事件となる。

コンビニのおにぎり用海苔にゴミが混入されていると,おにぎりごと買いとらなくてはならなくなる。海苔選別機などを使って,目に見えないゴミまで取らなくてはならない。千葉県漁連では,海苔一枚を作るのに生海苔を3g使う規定があり,一日およそ数千枚の海苔が生産できる。海苔は輸入制限品目から外れており,海外から製品と競争しなければならないが,価格的に千葉県は一枚5円以下,県外では3円以下になるような海苔は生産しないことにして品質に留意している。気になる給料は,隼人さんの場合,『飲食店勤務の頃の月給30万円に比べると半減』というが,『家賃,飲食,保険代などはかからず,遊ぶ機会も減り(笑),以前より貯金できる』とのことだ。









今日の,3分クッキングは









『牛肉とじゃが芋のはさみ焼き』










ハワイで食べた鉄板料理を,すこしアレンジして和風に仕上げます。。。( ̄▽ ̄;)










シャキシャキして美味しいよ