タッキーが目の前に… | 車と庭、日々など

タッキーが目の前に…

日生劇場でのタッキー(滝沢秀明)の舞台“One! -the history of Tackey-”に行ってきました。
タッキー24年の、子供には子供なりの人生(と本人が言っていた)を振り返るストーリーとのこと。チケットの席番と座席表を見比べると、どうしても最前列のド真ん中のようだったんですが…。

本当に目の前だった。

この文、かなり長いです。御覚悟あれ。

到着は少しギリギリになって、席に着いたのは開演3分前か。
まだ黒い幕が下りているが、舞台の先端は幕より手前。目印らしい赤っぽい物がセットされている。後で分かったが、ここから先に足を出すと落下するよ、という印だったらしい。

席からその印の舞台先端まで、1m。立ち位置がそこから1m先だとして、、、私からタッキーまで、2m。
…想像しただけで、座っていても立ちくらみがしそうである。

オーケストラピットの上に設置されている席。一緒に行った友人と「どおしよぉ~~」などど言っている間に、照明が落ちる。
ひぇぇいよいよ始まってしまう…

と、黒い幕に「このストーリーは事実に基づいており、本人のプライバシーや関係者の承諾が得られなかった部分については省略してあります」のような文章が映し出される。
…なんと大袈裟な、、と思いつつ、それだけ「本当である」という事の表現か、とも思う。

そして幕が開くと、いま我々がいたロビーをタッキーが歩いている映像が。
本当にいま歩いてるの?そういえば、さっき「行ってはいけない」ような感じでオジさんが立っていた方のドアから歩いてきている。いやしかし、画面には“キラキラ”加工(画面全体に星が散っているような感じ)がしてあるし…。いや今どきだから、生でもこういう事は出来るんだろうな?などと思っている間に、そろそろ本当に生登場の予感…!!

そして、更に幕が開くと、舞台上の階段の上に生タッキーが!うわーかっこいーい。

と思うのは当たり前、前進して来て、め、め、めのまえにっ!か、か、かっこいい…
少し髪がふくらませてあるのか(横はボリュームアップ、後ろは一部波パーマ?)、頭が大きく見えるが、存在感を大きく見せるためなのか。ただ、この席からだと靴の位置が見えないので、足の長さ不足が目だたない。うわ。なんて言うと怒られちゃうかな。
3月の滝沢演舞城の時にも思ったのだが、彼はスタイル的には(芸能人としては)、ちょっとだけ足の丈が不足のような気がする(もちろん自分—私—は論外、芸能人としては、という意味です)。でもだからこそ、義経とか八犬伝などの“着物モノ”がカッコよく決まるんでしょう!!

私が少し気になっているその点が、至近距離であり、そして、舞台の下から見上げている事によって、全く気にならない。よって、更にカッコよく見えるのです。そして、下から見上げているというのに、鼻の穴の小さいこと!!ひゃぁぁ。なんと。上向きの鼻が嫌いな私には、ツボでした。そして、顔のパーツが、割と中心に近いみたいだった。今まで気にしてなかったけど。

だけど「出演者と私の間に、誰もいない。」って、すごい。
ずーっと口をぽかーんとあけて、見とれてしまいました。かなりのアホ面。出かける前はカナリ気もそぞろだったのか、髪を整えるの忘れて行ってしまい、ただでさえヤバいのに。

でも視線は全然来ないのよ。遠くの方を見ちゃって。もっと可愛ければ見てもらえたのかなー、と思いつつ、でもそういやー自分だって本番の時、最前列は見ないもんね、と同行の友人と慰めあう。

客席にも何回も出現した。手品の瞬間移動で、舞台上から客席後方へ一瞬で移動していたが、あれは直前の舞台上の方は違う人だったと思う。これは間近ならではの判断だと思う(役得♪)。

第2部で、舞台前に作ってある階段から客席に降りてきた。ますます近い!同じ高さで見ると、なんと、神々しい。そのままこちらの方へ歩いてきて…目の前に!私の斜め前に立って、熱唱している。距離1mないよ!ひょー。ど、どおしよお。。手を出せば(伸ばせば、じゃないよ)触れそう…。だが、隣の人もじっとしていて身じろぎ1つしない…ので、私も手出しできず。うう。背中くらい触ってみたかった(ひー、いいのかこの考え)。手を出したら握手してくれたかな。
本当にこの時は、卒倒しかけました。

だけど、あんな至近距離にタッキーが立っているなんて!アリエナイぃぃ!!日常だって、満員電車はともかく、お店の人でも間にレジや机があるし、強いて言えば店で何か尋ねる時か。でもあんまりしないし、それよりもっと近いよ!アリエナイ。しかもタッキー。

マジックの時、お客さんにボールを投げて、取った人が舞台上にあがって一緒に何かしら出来るのだが、4回投げたうちの1回が、3人右隣の人の所に!惜しい~。ちょうどその時の人は「ルービックキューブをタッキーより先に完成させると出演者全員のサイン入りパンフがもらえる」というもので、同行の友人が「私1分あれば出来るのに!」と残念がっていた。このマジックはどうなっているのか分からないけど、お客さんがルービックキューブをやっている間に「千円シャツ」マジックをして、その後でタッキーがルービックキューブを始めたけど、パッとやった途端に六面揃ってました。という事で、今回そのパンフをもらえた人はなし。
他は、机をその上に乗せた布をお客さんと持って浮かせる、というマジック。ちょっと不思議。

どうやら、こんなに客と接近企画があるのは、タッキーのファンの人は行儀がいいという事になっているらしい。警備員さんもいないし。特に今日は土曜日だったし、客の年齢層も少し高めな感あり。社会人の日か。
そのせいか、二部後半の歌メドレーの時、元気な曲でもみんな落ち着いて聞いていたみたいだった。振付けは、出来るのはちょっとやってみたけど、後ろの席の人もやっているのかどうか分からないから、チラチラ後ろ見たけどよくわからず(最前列ならでは!)。隣の人は1人で来ていたので、通なのだと思ったのだが、動かずに冷静に見ている。誰も立たないし、結構ノリノリを期待して行ったのだけど、そうでもなかった。

第二部ではソロの踊りが長かったのだが、その時の曲が「新世界」と「モルダウ」。
なぜ新世界とモルダウ?
流れに逆らわず、ここから更に新しい世界を切り拓いていこう、という意味かな。
踊りながらこちらに接近してきて、舞台先端の目印を狙ってつま先をそこに!!
ひー、ち、ちかい…!倒れそうです。本当に。

全体の感想としては、エンターテイメントとしてはいいけど、演劇としては完成度高くない感じ。ストーリーも分かりにくい。演舞城の時よりはいいと思ったけど。ネットのニュースで書かれているようなベタ褒め、というわけではなかったと思う。開始30分位はカッコ良さに圧倒されていたから良かったけど、ふと我に返ってからは「エンターテイメントだ」と思って見るようにした。そうすると結構楽しい。後半でちょっと“噛んだ”場面があって、笑ってしまったら、やり直ししていたみたい。2カ所位あったかな。

中身の濃さでは、演舞城の方が濃かったか。演舞城の内容で1日2回公演を2ヶ月やり通した彼にとっては、今回の内容なら1日2回公演を1ヶ月、でも体力的な心配はないかと思った。

メッセージとしては
・幼少時に両親が離婚して辛かった。Jr.の中にもそういう人がいて、辛い思いをしているから、離婚はしてはいけない。
・死ぬときは1人なんだから、生きている間は仲良くしていこう。
という感じかな?

本人の心境の吐露という面では、芸能界ならではの孤独や混乱が辛い、という意味の事も含まれていたが、そういった事はその世界に限った事ではない、と思った。
そして、売れてきたからと言って、特別な人間というわけではない、という意味の場面もあった。それはそうだと思うけど、やはりスターになれるにはある種特別な何かを持っているわけだから、そう思われるのは仕方ないのではないか。というか、それがないとやってけないのでは?でも自分ではそれが普通な訳で、他の人と何ら変わりはない、と思うのは当然。そこが辛いところ、なのだろう。

だけど、やっぱり明らかに「存在している世界が違う」と思った。良くできるなぁ、って事までやってしまう。でもそう思えるようになったのは、私もトシとったからかしらね。

自分(タッキー)が年を重ねた時の想像場面もあり、そのおじいさんの演技がなかなかいい感じだった。そのバックで仲間のおばあさんが4人くらいでジャンプした所は、かなりウケた。もちろんやっているのは若いお姉さんなのは分かっているんだけど、背中の曲がった杖をついたおばあさんが、その格好でいきなりジャンプしたり飛び跳ねたり、足あげて踊ったりしたら、びっくりするよね。

普通の一般的な席から見ていると自然に出来ているように見える所も、実は頭を使い、目線や電波を送っているのが見え、我々と同じだー、と思った。これは最前列だからこそ。あれも見れて良かったな。

歌っていると歯の裏側も見えちゃうし、身体は筋肉の線が見えるし、血管も見え、、、ろっぽい…。
テレビだと割と女性的に見えるが、本物はとても男性的だった。いやはや。まいったなぁ。

はっきり言って息が詰まりました。約1時間の第一部が終わった休憩時でさえ、疲れていた。最至近距離があった第二部の後は。。。頭が酸欠状態かも。

最前列だから、音が大きくて大変だろうと想像していったのだが、意外とそうでもなくて良かった。スピーカーは後ろの方に向けてあったのかもしれない。そして、いわゆるスモークをたくと、煙の中に我々も埋まってしまう。舞台が見えない~。ドライアイスですから…苦しい。それと、開演後すぐから気になっていたのだが、小さいホコリが…かぶってる。でもタッキーもこの中で演じているのだから!と思うと、なんのこれしき。同じホコリよ。

最後にタッキー以外の出演者の紹介。こういう時も、心はもちろんタッキーを見ていたいのだが、他の出演者あってこその、この舞台。紹介されている一人一人に対して、応援兼ねた拍手をするのが客の使命と思う。タッキーに拍手する機会はまた別に用意されているんだから。でも全然しない人もいて、なんか、心が冷たい感じを受けちゃった。せっかくかっこいいタッキーを見て温まっているのに。

以前、キンキが「後ろのジュニアも一生懸命やってるから、ちゃんと見て、応援して。自分達がバックだった時に“あなた達は関係ない”っていうお客さんの態度がとても辛かったから」という意味の事を言っていて、偉いなぁ、と思った。だからというわけではないけど、主演以外の人にも感謝しないと!我々の時だってそうでしょ。ソリストだけで演奏会が成り立っているわけではないんだから。

でも、滝沢と呼ばれていていいのだろうか。
滝沢は再婚した父上の名字だそうで、前のお父さんが良くて「戸籍を自分で移した」というほどなのに。以前、何かの番組で「タッキーと呼ばれるのはどうなの」と聞かれて「慣れましたね」と言っていたけど、それってこの意味もあったのか、と思う。

お母さんに「掃除が大変なほど広いお家」を買ってあげたそうで、それは良かった。偉いなぁ。24歳で家は普通は買えないよ…。

終演近くに舞った白い紙吹雪がかなり大量で、カバンの上に積もった。積もるほどだったのは、やっぱり最前列ど真ん中だからかしら??記念に持って帰って来ました。帰宅してカバンを裏返したら、いろんな所から紙吹雪が出てきた。タッキーが義経で金粉の中で舞うシーンの撮影の後、「家でシャワー浴びたらいろんな所から金粉が出てきた」と言っていたのを思い出す。
一緒にするなってか。

Jr.の皆さんもカッコよく見えた。今回は、名前と顔が分かる子もいた。
A.B.Cの中に、カッコよくないけど踊りはうまい子が2人いた。1人は手が短くて、スケールが大きく見えない。もったいない。こういうのは努力じゃどうしようもないから、見ていてちょっとつらいかな。でも楽しそうに踊っていたから、こちらも楽しくなる。もう1人は、頭がとっても小さくて正に「芸能人向き」なんだけど、顔がイマイチ…。。これももったいないよなぁ。踊りはとても上手かった。

やっぱり一番は薮くん。とってもかわいいんだけど、声が…。まだ声変わりの途中なのかな。小さい時の歌声は、確かなかなかきれいだったと思うんだけど。背も高いし、いい声になれば、それなりにやっていけそうなのだが。これも、ある程度は努力で方向付けできても、作れるものではないからねぇ。。
他の、まだ背の低い子達は、なかなかシャイな感じで良かったですよ。これから背が伸びて、茶髪になり、慣れてきて、売れていくんだろうな。

はぁぁ~。という事で、長文お読みくださりご苦労さまでした。
とにかくカッコよかったです。思いのほか男性的で、惚れ直しました。
皆様も、タッキーよろしくです。