世界の終りと、Finger Mark Park ランド Ⅱ | ラウルのブログ

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更新したりしなかったり(・д・)


表参道FABはとってもとっても綺麗な所でした。キチンとしたステージがあって、照明があって (当たり前) 、前に見た六本木BAUHAUSは、普通のBARの中にちょこんとステージがあるだけでしたが、ココはステージの為のステージといった感じ。見た瞬間、少しテンション上がりました。
この時点で既にマサキチさんから 「Perfumeもココでやった事ありますよ!」 と聞いていたので、テンションMAX!!
「何ですとぉ~! (°□°;) (^O^) 」
図らずも、聖地中の聖地を巡礼してしまった (*^o^*)
そしてそして、この輝くステージに (実際ステージ上は、照明で光輝いていて綺麗でした) 「コスメティックロボット」 の3人が立つなんて!! これはテンションが上がらずにはいられません!

今回は 「コスロボ」 目当ての初のライブ観戦! 「ラブロボボ」 の予習は バッチリ! です。

マサキチさんと、一杯煽ってからの余裕の観戦でした!! (笑)


「コスメティックロボット」  ~セットリスト~



1.メルシィメロディ

2.ラブロボボ

3.センチメンタルタイムマシーン (新曲)

4.きらめきワンピース


3人が出てきた時は、とても嬉しかったです!振りはわからなかったけれど、普通に聞き惚れてしまいました。光り輝くステージに立つ3人を見て、必死で手拍子をするラウル。ジックリと楽曲に耳を傾けて、しきりに関心していました。

登場前にモニターにて紹介VTRも流れて、表参道FABでの待遇も良い!!

初めて観た時よりも3人のダンスもうまくなっていて、「コスロボ」 の3人は急速に成長しているんだなぁ~! と、思いました。

六本木BAUHAUSでの微かな記憶で、最後の 「きらめきワンピース」 だけはわかりましたが、他の曲は初めて聴く曲。 (もちろん、ラブロボボは除いて)

このステージで、今は超人気の Perfume もやっていたんだと思うと、今この瞬間輝いている 「コスロボ」 の3人を、この至近距離でしっかりと目に焼き付けておいた方が良いな!! と、思いました。

初もっさん (橋本あみ) コール!も出来たし、あむちゃん (新芽歩) の歌の旨さも堪能して、なっちゃん (稲富菜穂) が大阪に帰ってしまう前に一目見れて、話しが出来て良かった!!

物販や握手会でも (僕はあまりに緊張して何を話したか覚えてませんが) 3人ともホントに良い子で、ほんわか楽しくなりました。もっさん、顔ちっちぇ~! (-^□^-)

とか、3人ともカワイイ!! とか・・・  興奮してました!(笑)

とてもキラキラして、優しくて温かい、幸せになれる ライブでした。


2008.10.22  コスロボ初主演DVD  「コスゼロ」  発売決定!!


2008.11.5  1st シングル 「シリアルナンバー 99」 リリース!! 

 

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「いかにして、無の3時間が過ぎていったか?」

am1:00

ソコは 「シナガワ」 という、大きな大きな駅だった。

人の流れに合わせて、僕も 「シナガワ」 の駅に降り立つ。まるで始めから、こうなる事が決まっていたようだ。しばらく流れる人ゴミを見ていたが、僕も意を決して歩き出す。込み合っていた改札口も、すぐに人気もまばらになった。

僕は何食わぬ顔をしていた。頭は冷静に、心の中はドキドキしていた。

僕は僕なりに 「シナガワ」 の住人を装ってみた。果たして僕は 「シナガワ」 の住人に見えるだろうか? 答えは・・・ NOだ。こんなくたびれたポロシャツを着て、手には何も持たず、絶えず苦虫を潰したような顔をして、何かブツブツ呟いている。

こんな、どこからどうみてもうだつの上がらない男が 「シナガワ」 の住人に見える筈がない。

しかし、僕は言って廻りたかった。 通りを往く人、一人ひとりの肩をたたいて、

「僕の家はね。 このシナガワにあるんですよ」 もちろん笑顔で、

「決して、終電が無くなったわけじゃあ、無いんですよ」  

少しシツコイくらいに、、少し悲しいくらいに、、、 

本当にそうする勇気も無いくせに、一人で強がっていた。



「歩く・何も無い・居心地の良い場所」

am1:30

駅構内と、駅前の地図はすぐに見つかった。さあ、早くネットカフェでも、漫画喫茶でも探さなければ、僕の心は少し焦っていた。

そして、歩く歩く歩く・・・・


歩いても歩いても、僕は満足する事が無かった。もういい加減何処かで休まなければ。。。 頭ではそうしたいと思っているのに、歩くのをやめなかった。

何度も同じ所を、、、 グルグルグルグル・・・ 

心配しなくても、時間はいくらでもある。何も急ぐ必要はないんだ。

調べてみると、電車はam4:30まで無かった。それまでは何処かで時間を潰さなければならない。 しかし、何処で一体何をすればいいのか、すでにわからなくなっていた。

歩いてから数分で、「シナガワ」 で唯一の、ネットカフェの道は絶たれていた。

あるべき場所には、真っ暗な看板がかかり、人の気配はまるで無かった。

状況はうまく飲み込めなかったが、受け入れるしかない。

「シナガワ」 は間違いなく、眠りに就こうとしていた。今まで 「マチ」 が眠りに就くなんて考えた事もなかったが、僕は今それを目の当たりにしている。

とても信じられないが、こんな夜があるんだ。 

通りを隔てた反対側のシャッターの前では、いちゃついたカップルがキスをしていた。僕はウンザリしたまま、すぐ側を通り過ぎる。 

スーツ姿の男と、赤いドレスの女。
誰がどう見ても、客の男と、店の女。僕がゆっくり通り過ぎていっても、ピクリとも反応しない。僕はどうやら、闇と同化しているらしい。

まあ、いいさ。 勝手にすればいい。 僕には関係無いことだし、それに今はそれどころではないんだ。 僕は少し、歩調を速めた。
少しでも居心地の良い場所へ。。。

僕はどんどん駅前から離れて行った。




*ご存知の方も多いと思いますが

「世界の終りと、ハードボイルドワンダーランド」  村上春樹 著

題名はココから取りました。二つの世界が交互に織り成し、徐々に融合していく、というストーリーの名著。

そして、黒猫堂さんが8月に発表された 「深夜徘徊」。 GPFでの完璧なセットリスト・素晴らしいライブの思い出。 そして、その日の夜・・・ その思い出とは対照的な経験をされています。

そのギャップが織り成す物語、に深い感銘を受け、触発され、今回の記事に至りました。
「とても信じられないが、こんな夜があるんだ」  同じ日、同じ夜に、様々な事を考えながら歩く。。

「心の折れる音を聞いた」  出口の見えない物語。 幸せなライブの余韻に浸る。 痛む足が生きている事を実感させる。

最後まで読んで頂いたみなさま、どうもありがとうございました!!