亡き人を忍んでかざす盃は酔えど頭の片隅は醒め | 獅子舞の閑話休題

亡き人を忍んでかざす盃は酔えど頭の片隅は醒め

母方の祖母が先日亡くなりまして。昭和天皇と同い年に祖父が亡くなってからはすっかりボケてしまい、此処数年は老人施設と病院の往復だったのですが、それでもいなくなると寂しいですね。冥福を祈りたいと思います。

昭和63年は個人的に忘れ難い年でした。親友が長年の闘病の末病気で亡くなり、叔父が多大な借金を親父に押し付けて自殺し、当時駆け落ちしていた彼女は前の男の子供を降ろした上にその男の元に戻り、そして昭和天皇の崩御で獅子舞の青春時代は幕を閉じました。

あれから二十年、気が付けば二人の子持ちとなり、当時一番家庭と縁がなさそうだった獅子舞が「パパ!」と呼ばれているとは。

兄弟が上に姉と兄がいまして、姉は結婚が遅く子宮外筋腫の為子供が産めず、兄は独身。獅子舞が結婚したのが長男の出生と同じ1999年でしたから、両親とも初孫に大変喜んでくれました。

自分の子供達が大きくなるのはまだまだずっと先ですが、家内が病気持ちという事もあり、獅子舞達は孫の顔を見ることができるでしょうか、心配です。