学び舎を振り返れどもいまはなく統廃合も時の流れと | 獅子舞の閑話休題

学び舎を振り返れどもいまはなく統廃合も時の流れと

公立校の統廃合が進む中、獅子舞の母校も数年前気が付いたら消えていた。まあ、新設校ラッシュで数年間に五校位造った内の一校だから何処かは消えるのも必然だったといえるだろう。そこで、ふと考える。開発費、維持費、閉鎖に伴う費用と再開発、ト-タルでどれ位の赤字になったんだろうか、と。

教育や福祉は単純に金銭面だけでは考えられないのは当然の事で、それにしても「エコ」だの「限り有る資源」だのと叫ばれる今日、それを教える学校が統廃合とは情けない。
ヨ-ロッパは石の文化で日本は木の文化だと言われ、欧米で数百年を経た建物が依然現役なのに対し建物も又自然と共に朽ちていくもの、と考える日本文化では近年(古代には古墳や法隆寺に代表されるように全く別の価値観が在ったはず)都市計画にしても根本的に何かが足りなかった。それが偽装構造問題に象徴されている計画性、或は長期的展望のなさであり現在の日本の抱える問題の根本の一部だと思う。

東京タワーが新しく造られるという。成田空港も増築され、羽田空港も強化される。アメリカで航空会社の再編成が懸念され石油が1L200円になる、とも言われている現在である。計画書の根拠が知りたいものである。