若き日の切なる思い振り向けば現在の我が身の何ぞ哀しき | 獅子舞の閑話休題

若き日の切なる思い振り向けば現在の我が身の何ぞ哀しき

深夜、遠くで物音がする。日曜の夜更けなど誰がウロウロしているのだろう?煙草を買いに行きがてら近くの公園を覗くと、二人の若者が一心不乱に踊りの練習をしていた。

さて、自分が気付いてから今までずっとだと、かれこれ一時間くらいだろうか。遠目で深夜、彼らの踊りが上手いのか下手なのか自分には解らないが、納得が行かないのだろう、彼らは何度も同じ曲を繰り返していた。

自分があの年頃、何をしていただろう?

一生懸命生きてきたつもりだったけど…

厄年を乗り越え、不惑四十にして道に迷う。家族に苦労をかけ、今だ思い定まらず。

それにしても、このだるさはいつになったら抜けるのだろう…