● 我が家の子育て法
７８歳になる私の母。
最近、やっとスマホデビューしたらしく
家電から家電に
「お母さんね〜スマホデビューしたのよ〜」
という連絡がありました。
謎
フェイスブックに「ムスメネタ」をあげるたびに
どんな子育てをしたのですか？？教えてください。
という質問をよく頂きます。
思うんだけど・・・
私は、子どもをたったの２人しか育てたことがないので
エビデンスは、わずか「２」ですよ、奥様。
それに、投稿にあげるものは
日常の一瞬を切り取ってるだけなんで
なんか良さそう〜と感じるんだと思います。
参考になるんかな？
でも・・・
我が家の特徴を１つあげて！と言われたら
子どものダメなとこよりも良いところや面白いところに
フォーカスしてるというのはある。
我が家の特徴としては、全員、面白いことを探すのが得意。
うちの夫なんて、ダジャレしか言わないし（年寄りの傾向らしいけど）
頭の中、どうなってんの？とよくムスメと話してる。
ゴルフに一緒に行った「鳥羽さん」のドライバーショット！
飛ばすけど、鳥羽（とば）さん
とか・・・ね。
全員、シーンとなるけどさ。
だから、家では結構笑い話で盛り上がる。
食事の時は「聞いて、聞いて。今日こんな面白いことがあってね」
と、面白いこと発表が始まる。
私もこれ、得意。
一番得意は、やっぱりムスメ。
そこまで笑う？と言うくらい大爆笑するのが長男。
彼の中学の卒業寄せ書きに「猪口、よく笑うよね」
って友達に書かれていたもんね。
楽しいことにフォーカスする家庭であることは
間違いないと思う。
でも、それは我が家の特徴の一つで
それぞれの家族で違うから
うちの話を聞いても、やっぱりあまり参考にならないよね。
質問してくださった方から子育てセミナーしてほしい
と言われたのですが（笑）
セミナーで話すほど、お役に立てることはあまりないと思われるので
思いついたことを、ブログに書いてみることにしました。
あくまで、我が家流です。
昔、会社に勤務していた時、世話役制度というのがあって
１人の新入社員に１人の先輩がつくんですね。
手取り足取り丁寧に細かく指導するタイプの人が、女性には多いのだけど
私は手取り足取り、教えないタイプだったの。
自分が新入社員の時、世話役が仕事の出来る男性で
「聞かないと教えない」そういうタイプの人でした。
その時に学んだことは
「人って本当に困らないと真剣にならないなということ」
なので、私もいちいち言わずに横で黙ってみてる世話役でした（笑）
間違っても良いから自分が思ったうように、やってみたら？
もちろん、ちゃんとサポートはするけどね。
だけど、後輩受けは良くないよね〜
やっぱり、親切に面倒よくみてくれる人が良いに決まってる。
でもね、ある時、新入社員が独り立ちする時に
私がお世話した子に言われたの。
「猪口さんが世話役でよかった」って。
自分で考えること、やってみることで、独り立ちしても
一切の不安がありませんでした。
ずっと、ずっとそばにいてあげられる訳ではないので
私のこの経験は、子育てにも影響してるのかもしれないと思う。
「いつもママがそばにいると思うなかれ」
仕事をしてたということもあるけれど
宿題した？とか忘れ物ない？とかそろそろ起きたら？
という会話はほとんどしたことがない。
自分がやらなかったら誰もやってくれない猪口家。
実際に、早番、遅番、出張と忙しくしていたので
それぞれがそれぞれ、自分のことをやらないと
自分が困るよ〜的な文化が自然と作られたのもある。
で、できていることに対して
あなたの方がママよりうんと上手ね。
と、真剣に言ってました。
もうね、４歳くらいからバレエのレッスンの時のシニョンは
自分で上手に作っていたし（私よりうまかった）
今もヘアアイロンの使い方とかプロ並みにうまい。
料理もお菓子作りもお手の物。
甘いものが食べたくなると
すぐに、ケーキ、クッキー、プリンとか、ゼリーなんか
キッチンにあるもので、あっという間に手作りする。
料理も私よりレベルが高い。
これは、小さい時に、お菓子作りができるキットが
毎月送られてくるやつを頼んでいたからというのもある。
自分で作るのが当たり前だった。
料理は頭を使うし、センスを磨くよね。
そう、好きなことや、やりたいということに
「だめ」とか反対したことがなかったかな。
長男も体操服、野球のゼッケン、小学生の時から
自分でチクチク塗ってましたから。手先、器用よ〜
これは、私の尊敬する女性社長もおっしゃっていたことなんだけど
「ママあのね・・」と子どもから話しかけられたら、
何をしても手を止めて、聞いていた。
ちょっと待って、後で聞くねは絶対なし！！
子どもは「今」しかない。
「後でね」が理解できない。
今聞いてほしいことを今聞いてもらえると
十分に満足するんだな〜と思う。
後でね、後でねと先延ばしするから
いつまでも未消化のままなんですよね。
これで、私は料理中、茹ですぎたりすること幾度もあったよ。
しかし・・・
最近は「今、仕事中！！」「今、取り込み中！！」
と言ってる私。
もう、子どもじゃないから、状況読んでねと言う気持ちも込めて（笑）
あ、これは余談ですが
以前、うちのセミナー室で子育て講座が行われていてね
お子様同伴でいいセミナーだったんだけど、
お母さんは、一生懸命セミナーを聞いてるんだけど
お子さんは、事務所に来て私にべったりくっついてね
男の子なんだけど、抱っこして〜と離れないのね。
で、お母さんが様子を見に来たら
私からさっと離れて、何事もなかったような顔をしてるの。
子育てセミナーで学ぶ以前の問題じゃないかと思ったことある。
大丈夫！あなたならきっと出来る！
ムスメが成人して言ったこと。
パパの大丈夫とママの大丈夫は傾向が違うんだよね。
パパの大丈夫は「安全面」のことが多かった気がするの。
自分の身を危険から守るために、こうしたら大丈夫、
こんな準備をしておくと安心。
だからさ、エレベーターで男性と２人になったら
水筒とか傘とか武器になるもの自分の前に置くもんね。
それは海外に行った時にも、一人暮らしの今でも役に立ってるよ。
今でも、飲みかけの飲み物をそのままにして絶対席を立たない。
誰かに薬盛られたらアウトだから。
海とか山とかもね。よく連れてってくれて、
自然の怖さも教えてくれたのパパだもんね。
ママの「大丈夫」は「心理面」
面接とか試験の時とか発表会の時の
「大丈夫」「あなたはきっと大丈夫」って言うよね。
わたし、その言葉にどれだけ勇気付けられただろう。
ママから「大丈夫よ〜平気、平気」と言われたら
本当に平気になっちゃうのが不思議。
↑↑
これは、つい最近ムスメから言われたんだよね。
へ〜、そんなふうに思っていたんだと、私も勉強になったこと。
で、書き出したら書き出したで
他にもいくつか思い出したのですが、長くなるので
結論として・・・
何をやってきたとか、全く立派なことはないけれど
明るくて楽しい我が家であったことは間違いないかなと言うこと。
ママがどんより落ちていたり
イライラして怒ってばかりだったり
不満ばかり口にしてたり
悪口や意地悪ばかり言ってたり
くよくよ悩んでばかりいたら
やっぱり楽しくないよね。
生きてたら、どんな家庭もいろいろあるし
いいことばかりではないかもですし
結婚して３１年、子育て歴３０年の長きに渡り、
私にもいろんな苦難も落ち込みもあり
人や家族に迷惑、心配かけたりと
反省すべきことも山ほどありますが
家庭はママがご機嫌で明るくいること
これに尽きるのではないかと思います。
女性が元気だと家庭が明るくなり
家庭が明るくなると社会が明るくなる。
ってことを理念にしてHanako塾をやってます。
まずは、自分が輝きましょう！！
おしまい。
Sさん、読んでくれてるかな？？？
本当に書いたよ。
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