梅の花が満開となり、ようやく春の訪れを感じるようになりました。

 このような中、先日の2月21日~22日に福岡県糸島市にて開催された第30回全国合鴨フォーラムに行ってきました。

 全国合鴨水稲会による合鴨フォーラムは、コロナ禍により、2019年の鹿児島大会から6年間開催できず、7年ぶりの久々の開催で北は北海道から南は鹿児島までアメリカからの合鴨農家も参加があり、多くの参加者の中、盛大な大会でした。

 開会の後、第1部では、福岡教育大学の平尾健二教授による「合鴨農法を教育の現場に!」というテーマで合鴨農法による稲づくりを実践されている大学の学生たちの研究卒論を分析しながら、この農法のすばらしさを再確認する話がありました。若い学生の視点で合鴨農法を研究する取り組みに感動しました。

 次に私の師匠でもある合鴨農法の創始者、福岡県桂川町の古野隆雄さまの「これが古野の合鴨水稲同時作」というテーマでこれまでの合鴨農法の実践について報告がありました。田んぼの中で主食のご飯とおかずの鴨肉を同時に生産するこの農法の魅力を改めて強調されました。私も実践している乾田直播による稲づくりの話もあり大変参考になりました。

 第2部では、「教えてください!合鴨農法の先輩方!」というテーマで大分県立宇佐産業科学高校の高校生二人による発表がありました。この高校は、日本一おいしい米コンテストで金賞を受賞した実績がある素晴らしい高校ですが、自分たちが取り組んでいる合鴨農法の中でどうしたらお米の収量を上げられるのかなどの質問があり、参加者の中から土づくりの方法などアドバイスがあり、有意義な意見交換会でした。

 第3部では、合鴨農法の面白さを発表するコーナーで全国各地から6名の合鴨農家の方が自らの実践を発表されました。この中

で熊本県から参加された94歳の池田整彦さんは元農業高校の先生で生徒に合鴨農法を指導された体験談をもとに合鴨農法の素晴らしさを熱弁され、感動しました。

 一日目の夜はおいしい魚料理を堪能しながら、参加者一同の交流会で大いに盛り上がりました。翌日は、全国合鴨水稲会の総会があり、組織の変更、役員の交代がありました。成り行き上、私もこの会の事務局の一員となりましたので、合鴨農法の発展に尽力したいと思います。その後、新代表となった福岡市の中島秀虎さまの合鴨田の裏作の小麦畑の現地視察があり、無事、大会が終了しました。次回開催地は茨城県となりましたので、次回も参加したいと思います。以上、第30回全国合鴨フォーラム報告でした。

 新年あけましておめでとうございます。こちら九州熊本の元旦は朝からお天気に恵まれ、輝かしい初日の出を拝むことができました!今年一年が良い年であることを祈るばかりです。

 さて、当農園では、毎年、冬の時期には土づくりのため、我が家にて田んぼに散布する自家製資材の仕込み作業を行っています。

 昨年の15日、30日の二日間にわたり、写真の通り、EM米ぬかボカシの仕込み作業を行いました。

 材料は、当農園で経営しているコイン精米機から排出する米ぬかと2~3日前に準備した有効微生物群EM菌に糖蜜を混合したEM希釈液です。

これらをミキサーで混ぜ合わせた後、保管庫に入れ、密封すると自然発酵し、三か月ほどで自家製資材のEM米ぬかボカシが完成します。今回は、二日間で合計約600キロほどの仕込み作業でした。

 当農園では、原材料のほとんどを外国に依存して製造されている化学肥料などは一切使用せず、米ぬかなど安価な材料を使用した自家製資材を土づくりに活用しています。

 今年のお米が昨年よりたくさん収穫できるよう、これからも土づくりに頑張ります。以上、当農園の近況報告でした。

 

 

当農園の近況をご報告します。緑肥のヘアリーベッチを播種して20日近くが経過しました。

11月に入り、朝晩の気温が低いので、心配していましたが、ご覧の通り、綺麗に発芽していて、順調に生育していて安心しました。

 

見づらいかもしれませんが、筋状に見えるのがヘアリーベッチです。

 ちなみに、順調な緑肥の生長の為には、田んぼの排水対策は不可欠ですが、昨日は機械で溝堀りした部分の手直し作業を行いました。

   今年は、田んぼの周囲からの雑草の勢いが凄くて、困りました。昨年まではジャンボタニシがきれいに食べてくれていたので、特に被害は無かったのですが、気温が異常に高かったせいか草の勢いが上回ったようです。

 ということで、畦畔雑草の対策も兼ねて、この溝堀作業は来年の稲づくりのためにも極めて重要であると思います。

 これから冬に入り、ますます寒くなりますが、ヘアリーベッチの「まめ助くん」が丈夫に大きくなってくれることを祈るばかりです。

 

 最近は、随分と涼しくなり、冬の訪れを感じる今日この頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

 11月に入り、お天気にも恵まれ、5回ほど田んぼの耕起作業を行い、ようやく緑肥のヘアリーベッチを播種することができました。

 写真は、11月5日にヘアリーベッチ「まめ助」をクリーンシーダ―にて播種したときの様子です。

 この緑肥は田んぼの地力を向上させるとともに春先に繁茂することにより雑草を抑制する効果もあり、毎年、作付けしています。

 翌日は、鎮圧ローラーでしっかりと鎮圧しました。

 ちなみにヘアリーベッチの順調な生長のためには、排水対策が重要です。そこで、JA直播部会の溝堀機をお借りし、田んぼの周囲の溝堀作業も11月11日に終えることができました。

 以上、今年も無事、土づくり作業を終えることができ、一安心です。

 最後に、秋から冬への季節の変わり目、皆様にはくれぐれもご自愛ください。

 いよいよ今日で10月も終わり、今年もあとふた月となりました。気温も随分と下がり、季節は短い秋から冬に入ってきたようです。

 このような中、当農園では、来年に向けた稲づくりを始動しています。この時期最も重要な作業は、収穫後に残った稲わら分解です。

 今年も田んぼの中の土壌を採取し、土壌分析を行い、その結果に基づき不足分のミネラルを補いました。

 

 

まず、半年前から仕込んでいた自家製のEM米ぬかボカシと米ぬかを反当100キロ、マニュアスプレッダで10月18日に散布し、発酵鶏ふん「さざん華」を反当180キロ、10月24日に散布しました。

 その後、二日後の26日に第1回目のトラクターによる耕起作業を行いました。毎年のことですが、田んぼを起こしているとシラサギがトラクターの後ろにぴったりと付き、カエルをすごい勢いで捕食していきます。

 今年は、驚いたことに20羽以上のシラサギが押し寄せて田んぼは大賑わいでした。

 現在、2回目の耕うん作業を終えていますが、あと2回ほど耕して、緑肥のヘアリーベッチを今年も播種予定です。それまでにお天気が持ってくれることを祈るばかりです。

以上、当農園の近況報告でした。

 

 前回に引き続き、当農園のお米の収穫状況をご報告します。

 稲刈り後、籾摺り作業を行いましたが、おかげさまで今年は昨年の1.5倍の収量を確保することができました。

 ただし、収量的には目標としていた反当り7俵(420キロ)には残念ながら届かなかったものの、後日、JAによるお米の検査では見事に一等米という結果で品質的にも昨年を上回りました。

 このような結果になった要因の一つとして前回もご紹介しました通り、お米の品種をこれまでのコシヒカリから熊本県の奨励品種になっている高温障害に強い「くまさんの輝き」に変更したことと思います。

この品種のルーツはご覧の通り、父方がコシヒカリ、ひとめぼれ、母方がきらら397,ヒノヒカリということで食味も問題なく極良のようです。

 また、今年はいまだに暑い日が続いていますが、日照時間が豊富だったことも収量増の要因だったと考えます。

 ということで、来年に向け、更なる収量アップを目指し、これから土づくりに頑張ります!

 10月になっても当地熊本では昼間の気温が何と30℃以上の暑さでまだ夏のようなお天気が続いています。こんなことは過去になかったと思いますが、異常気象が深刻になってきています。

 さて、そのような中、当農園の稲君たちもご覧の通り、黄金色に実ってくれていよいよ収穫時期となりました。

 稲君たちにとっては、豊富な日照時間は、豊作になる一番の条件であり、その点ではお天道様に感謝、感謝です。

 ということで、今年も私の近くの同じ合鴨農法に取り組んでおられる方に依頼して、コンバインによる収穫作業を昨日の6日に行ってもらいました。

 

 

  今年から多収で極良食味の熊本県の奨励品種「くまさんの輝き」というお米を栽培しましたが、近年問題となっている高温障害の被害が少ないという、この品種の特性が十分に発揮され、高品質のお米を収穫することができました。

 また、当農園にとって安定的な収量確保という、ここ数年の大きな課題も今年こそ克服できたのではないかと思います。

 ところで、昨日の収穫作業中、驚いたことは、写真の通り、トンビがコンバイン刈取りの際に飛び出すバッタなど小動物を上空から超速で急降下して捕食していたことです。

 永年、化学合成農薬を一切使用しない稲づくりをしていることにより、生物多様性の環境が整っていて、小動物などが多いことから、このようなことが起こるのかもしれません。

 今日はこれから籾摺り作業を行いますので、どれくらいの収量があったのかについては、後日ご報告します。

 

今年も早いものでもう、秋の彼岸の時期になりました。当農園の稲君たちもお天気に恵まれ、ご覧の通り、黄金色の立派な稲穂が実ってくれています。

これから収穫まで大事な稲穂をスズメたちに食べられないよう、田んぼの周りにキラキラ光る防鳥テープを張り巡らしましたが、今のところ、被害が無く安心しています。

この時期、重要な作業は、水管理です。間断かん水といって二日から三日おきに用水路から水を入れたり止めたりする作業を行い、根の健全な成長を促進するものです。また、夜間に入水することで、夜温を下げ、高温障害を防止する効果もあります。

ところで、先日は、我が家の田んぼに何と、アユが入っていてビックリ!我が家の田んぼには、川辺川からのパイプラインが通っており、おそらく川辺川産のアユではないかと思います。

おいしく、塩焼きにしていただこうかと思いましたが、可愛そうに思えてきて、近くの万江川に放流してやりました。

ということで、いよいよ、来月の初めには収穫作業をおこなうこととなりました。これから、台風などの被害が無いことを祈るばかりです。以上、当農園の近況報告です。

 残暑お見舞い申し上げます。8月に入ったころは深刻な水不足で心配していましたが、お盆前から線状降水帯による記録的な豪雨にて九州各地で甚大な被害が起こってしまいました。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

 熊本県でも甚大な被害があり、テレビなどで連日報道され、皆様にはご心配をおかけしましたが、当地におきましては、幸いにも今回の大雨被害はありませんでしたので、ご安心ください。

 さて、当農園の稲君たち、ご覧の通り、稲穂が出てきました!

今年から「くまさんの輝き」という中生(なかて)の品種の稲を作付けしており、お盆を過ぎてもなかなか稲穂が出てこないので心配していましたが、ようやく出穂してくれたので安心しました。でも今度は、この大事な稲穂をでっかくなった合鴨ちゃんたちが食べてしまうと大変です。

 そこで、昨日22日の早朝に捕獲作戦を実行しました。今年は、合鴨小屋の中で朝、夕に給餌をしていますので、昨年までのように捕獲網を設置せず、集合した小屋の中から捕獲することとしました。果たして一網打尽の作戦が成功するかどうか、不安でしたが、どうにか全羽の捕獲が成功し、一安心です。写真は、捕獲後、コンテナに収容された様子です。

ちなみに捕獲した合鴨ちゃんたちは、6月に雛を戴いた錦町の同じアイガモ米農家の方のご自宅に無事お届けしました。

 合鴨ちゃんたちが居なくなった田んぼは、随分と静かになりましたが、今度は10月の収穫まで大事な稲穂をスズメたちに食べられないよう、対策を講じたいと思います。

 以上、当農園の近況報告でした。

 暑中お見舞い申し上げます。当地では記録的に早い梅雨明けで猛暑が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか?

 さて、先月の中旬から当農園にやってきた合鴨ちゃんたちですが、水慣らし訓練も順調に終了しましたので、6月24日の午前中に写真の通り、田んぼ全体に放鳥しました!

 ちなみに、放鳥するまでには、合鴨ネットの設置作業や電気柵取り付け、カイト鷹設置やテグス張りなど害獣やカラス対策を万全にしなければならず、どうしても全てを完了するまで10日ほどかかってしまいます。せまい合鴨ハウスから開放された合鴨ちゃんたちは、元気いっぱい田んぼの中を泳ぎ回っていて、見ていて飽きません。

 これで雑草や害虫は合鴨ちゃんにお任せしたいところですが、少々でっかくなった雑草や播種漏れがあった箇所を補植する作業などがあり、しばらくは合鴨ちゃん達と一緒に田んぼの作業に頑張りました。

 その後、当地では、6月末から7月上旬までまる2週間、晴天が続き、降雨量がゼロで水不足が心配されましたが、先週から恵みの雨が降ってくれて、何よりでした。お天気が続いたこともあり、田んぼの稲君たちもご覧の通り、雑草や害虫の被害も無く、順調に生育しています。

 一方、それにも負けずでっかくなったのは、ご覧の通り、合鴨ちゃんたちです。朝夕の餌の時間になると一斉に集合し、すごい勢いで餌を食べつくします。

  これから来月中旬ころには、稲穂が生まれてきますが、それまでに台風など被害が無いことを祈るばかりです。