靖国神社  (手紙) | 虫の音

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虫の音-靖国神社


こんにちは、はるかです!チューリップ紫


靖国神社の記事が続きます。



やや欠け月  その前に^^   今日の朝は、お月様と お日様が一緒に出ていましたのを 気がつかれましたか?


昨日の(正確には、明け方空には 朧月お月様  がかかっていました。   春の風情がたっぷり感じられました。ラブラブ


そして、朝日は 淡く朝焼けに染まる空に  大きな太陽が 輝いていて晴れ   感動の朝でした。クラッカー

上ったばかりのお日様の光は、純粋で身体にいいと聞きましたので・・・5時半頃、自転車自転車 を走らせながら、たっぷり浴びました。音譜  




タイトルの「手紙」 です。  


この手紙は、23歳の若者がお母さんにあてて、最期の別れに書いたものです。   若者と言っても、大変立派なお立場の方ですが・・・


昭和二十年4月16日  伊豆諸島御蔵山周辺海域にて戦死されました。   出身地は、鹿児島県鹿児島郡伊敷村の方です。



      「御母さん笑顔で送って下さい」                                                     




               陸軍軍曹   永留 忠男  命



御母さん暫く御無沙汰致してゐます。  忠男も益々元気で毎日御奉公一途で励んでゐます。


此の度突然の重大使命を帯びて某方面へ出発致します。


思残す事はありませんが、二十有余三年の間立派な帝国軍人と成る迄訓育下された御恩に何一つ報いる事なく


御別れ致すのが心苦しき次第です。


御母さんの今迄の苦労は筆舌に尽くしても余りあると思ひます。  何時かは母上を幸福にさして上げたいと念願


致して居りましたが、今となっては仕方ありません。


しかし大日本に生を稟(う)けし男として最上の孝行の道にのぞまんとする今喜んで征きます。  御母さん笑顔


で送って下さい。


(中略)


では最後に御母さんの幸福を祈ると共に、親戚及近所の皆様の御多幸を祈りつつ笑って征きます。

                                                            

                                          4月5日

                                                                 

                                             忠男


母上様



今、  私も母となり  息子が  「御恩に 何一つ報いる事なく・・・」  「何時かは母上を幸福にさして上げたい

と・・・」    こんな言葉を言ったなら、  どれほど、胸を打たれ  涙が溢れることでしょう。


こんな言葉は知らなくても、10歳になる息子は、 じっと、母の私を見ている気がします。 そして、純粋に 優しく家族のことを守ってくれています。



男性の方はどうですか?   お母さんを思われる気持ちに共感しませんか?


23歳の若さで、笑って旅立たれた  永留 忠男 さんに 「ありがとうございます」  と 感謝の思いをおくりま

す。



この  お手紙に  ふさわしい  明治天皇の御製  があります。



         馬         (明治38年)



たたかいの    いとまある日は   軍人(いくさびと)


手なれの駒を   いつくしむらむ                       



               (靖国神社社務所・拝殿・社頭掲示より)



この明治天皇さまの御製を  読みますと・・・


軍人とは、荒々しいものではなく、  時間があれば、大切な馬を慈しむように・・・   とおっしゃられていて、

身の回りの人やものを大切にしたことが感じられます。


日本では、戦う上にも  特攻隊のように  わが身を捧げることをもって戦った、誇り高い民族だと思います。


靖国神社にお参りする人たちを見ていて、   この靖国神社を なくしてはいけない  と切に思いました。