風呂敷の色
上質無地を例に色のお話をします。 日本の伝統色が基本になっています。
目的に合わせて色を選ぶことが大切になってきます。
赤色系 ・・・ 朱色・紅色など華やかな色は 「慶事」に相応しい色
青色系 ・・・ 藍、鉄紺などの深みのある色は 「弔事」のときも使えます
緑色系 ・・・ 鶯(うぐいす)色、常磐(ときわ)色などの渋い色は 「慶弔事」ともに使えます
萌黄(もえぎ)色、青磁(せいじ)色は、華やかな印象があります
黄色系 ・・・ 黄金色に近い渋い色も明るさがあれば慶事にも使えます
茶色系 ・・・ 四十八茶という言葉があるように「粋」な趣があります
紫色系 ・・・ 高貴な色として古代より使われていました
慶弔の区別なく使うことができる高貴な色です
※日本では風呂敷のほかに 「折形(おりかた)」 「熨斗(のし)」 など独特の 「包みの文化」があります。
日本人の器用な手先からの包み方への工夫・巧みさ、細やかな部分への心づかいが影響しているからでは
ないでしょうか。 「包む」という文化は美しさの他に 大切な 「礼」の心がうかがえると思います。
風呂敷の大切にモノを扱い 「包む」 そして相手にお届けするという「日本の奥ゆかしい精神の布」ですね。
そして、現代 「エコ」から風呂敷が見直されたり、インテリアの小物の布として使われたり
ラッピングの紙のかわりに用いられたり、旅に出るときに「モノを包んだり」・・・
様々な形でこれからも 「日本文化の伝承」を 「風呂敷」を通して伝え続けていくことを願っています。