“心のおもてなし” 和ごころ~慶の徒然草 -2ページ目

“心のおもてなし” 和ごころ~慶の徒然草

住まいや暮らし、インテリア、四季折々のしつらい、マナーなど、様々な内容のブログです。知っているようで知らない日本の行事としきたりもお伝えいたします

夏炉冬扇(かろとうせん)中国のことばです。

二千年ほど前に中国で書かれた書物に出てきた言葉のようです。

夏の季節の炉、冬の扇子ですから時期的に合わないものを

いいます。松尾芭蕉が「予が俳諧は夏炉冬扇のごとし」と

言ったことから日本で有名になったそうです。

弟子に向かって松尾芭蕉がいったこと。

深い意味がある言葉で、目先の役に立つかどうかばかりを

気にして自己鍛錬を怠ってしまえば、何の役にも立たないので

基本を大切にしましょう。という意味がこめられているように

感じます。ずっと心にとめておきたい

意味深い言葉のように思えます。




和食の場合は、とくにお箸やお椀の取り上げ方で美しいしぐさかどうかが違ってきます。これは「食事での一座建立」 一緒に食事をしている相手にも礼をつくす意味にもなります。■両手で器をとり、左手で持って近づけるのが基本です。 器は胸の高さまで上げて脇をしめると美しい姿勢です。■正しい箸の取り上げ方①右手の親指、人差指、中指で箸の中央を持ち上げます。②左手で箸の下側を支えるようにして持ち、右手を右にすべらせます。③右手の手の平を返して持ち直し、左手を離します。④箸の間に中指を挟んで、上の一本の箸を親指と人差指で持って 動かします。箸を戻すときは、逆の順序■箸を取り上げ方①両手で器を持ち上げて、左手にのせます。②右手で箸を取り上げ、箸先を左手の中指と薬指の間に挟みます。③右手をすべらせて、反転させます。④胸の高さに器を持ち、いただきます。箸を置くときは逆の順序で。




一般的には縁起が悪いといわれている北枕ですが、

北枕が良いという考え方も、さまざまな分野の考えから

論じられています。「風水学」では北は財産と貯蓄の運気が

上がる方向とされて、もっとも縁起の良い寝方とされています。

「陰陽五行」では、北は水を表していて人は寝ているときは水の気

の状態になるので頭から気の入れかえを行えて良いと

考えられています。「科学的検証」からは、方位磁石の向きから

地球の磁力・・・北はS極、南はN極人間の血液は鉄分を

含んでいるため北に頭を向けて南に足を向けると血行がよくなるといった説もあります。私も、ずっと10年以上北枕で寝ています。







障子は平安時代から現在まで日本の住宅に使われています。


外部からの視線を遮ったまま採光ができる障子はとても

画期的なものでした。障子紙(和紙)には、直射日光を遮りつつ光を

拡散させる働きがあります。他にも、障子紙には吸湿性や

換気能力があります。この機能は、湿度が高い日本の気候に

適していました。加えて断熱性も高く、ガラス戸と併用することで

冷暖房効果を高めてもくれます。この多機能・高機能な建具は、

明治時代に洋風住宅の普及が始まっても建具として組み込まれ、

カーテンの普及を遅らせました。カーテンが主流となった現在でも、

様々な種類の障子は、他の家具との調和性も高く、

自然素材の建具ということから、畳や襖とともにその良さが

見直されています。



風呂敷の色  

上質無地を例に色のお話をします。 日本の伝統色が基本になっています。

目的に合わせて色を選ぶことが大切になってきます。


赤色系 ・・・ 朱色・紅色など華やかな色は 「慶事」に相応しい色

青色系 ・・・ 藍、鉄紺などの深みのある色は 「弔事」のときも使えます

緑色系 ・・・ 鶯(うぐいす)色、常磐(ときわ)色などの渋い色は 「慶弔事」ともに使えます

         萌黄(もえぎ)色、青磁(せいじ)色は、華やかな印象があります

黄色系 ・・・ 黄金色に近い渋い色も明るさがあれば慶事にも使えます

茶色系 ・・・ 四十八茶という言葉があるように「粋」な趣があります

紫色系 ・・・ 高貴な色として古代より使われていました

         慶弔の区別なく使うことができる高貴な色です



※日本では風呂敷のほかに 「折形(おりかた)」 「熨斗(のし)」 など独特の 「包みの文化」があります。

日本人の器用な手先からの包み方への工夫・巧みさ、細やかな部分への心づかいが影響しているからでは

  ないでしょうか。 「包む」という文化は美しさの他に 大切な 「礼」の心がうかがえると思います。

風呂敷の大切にモノを扱い 「包む」 そして相手にお届けするという「日本の奥ゆかしい精神の布」ですね。


  そして、現代 「エコ」から風呂敷が見直されたり、インテリアの小物の布として使われたり

  ラッピングの紙のかわりに用いられたり、旅に出るときに「モノを包んだり」・・・

  様々な形でこれからも 「日本文化の伝承」を 「風呂敷」を通して伝え続けていくことを願っています。