数少ないチャンスをどう活かすか。それに気付けるかどうかの問題もあると思いますが、逆に現場を無視した場合にも問題は色々と発生します。


 トヨタ自動車は07年3月期に国内企業で初の2兆円台の連結営業利益を達成する可能性が高いと言われていますが、そのトヨタでも問題がないわけではありません。「レクサス」でシートベルトの装置で製造不良が発生。「ラクティス」ではシートベルトの固定ナットの付け忘れ。リコールも今までにないほど発生しており、品質が売りのトヨタが一気に崩れ去ったような感じもありました。

 このトヨタの場合は、海外新工場を年に2箇所のペースで新設したことが、生産性をあげる上では必要なことだったのかもしれませんが、国内工場を支える現場リーダーが海外に行ったことにより現場の力をそぐ結果となったといえます。


 今回はトヨタについて書いていますが、経営を行っていく上で事業の拡大を考える(行う)のは存続していく上で大切なことだと思います。しかし、良いと思ってやった事が結果として落とし穴にはまる可能性もあり、リスクに対する管理がどれくらいできているかも必要になってきます。いざ落とし穴にはまりかけてもすぐに軌道修正をすることが出来るか。

 今後、経営を行っていくには新しい事へ挑戦する「勇気」と、それに対する「リスク管理」をいかに行っているかが、将来の明暗を分けることになるような気がします。