小京都として多くの観光客が訪れる町・兵庫たつの市
脇坂藩のお殿様が住んでいたお城がまばゆい。
醤油蔵の白壁が、昔の情緒を演出する町を散策したくなる。
龍野公園の紅葉が美しい秋、桜の季節も特に美しい。
そんな一角には詩人・三木露風の生家がある。
祖先は脇坂藩の家老だったと聞いた。
6歳から母と別れ、祖父と暮らし住んだ香りが残っている。
1889年誕生
1903年県立龍野中学首席で入学
1908年早稲田大学予科文化に再入学(2年連続入学)
詩集発行・・
1921年赤とんぼ
前置きはこれまでとして、今日の講座は
兵庫の詩人たちシリーズの1回目で
赤とんぼの歌を書いた「三木露風」のお話だった。
山田耕作が曲を付け、動揺として歌い継がれてきた。
今の子供たちはどうなんだろうか・・
私は、赤とんぼ以外の詩は知らない。
会場の多くの人も全く知らなかった。
何冊も詩集を見せてもらったが、知らぬことばかり。
赤とんぼの詩の意味の解説を聞きながら90分じっと聞き入る。
桑の実、赤とんぼ、夕焼け小焼け、お里のたよりは絶え果てた、、
夕焼けは理解できるが、小焼けって何ですか?
だんだんと色が消えていく夕焼けだそうだ
三木露風が遊んだ実家の辺りの景色が目に浮かぶ。
私の母校の校歌は、北原白秋さんの書いた詩だった。
春は桜の花の咲き♪
夏は川辺の蛍狩り
秋は紅葉の美しく
冬は白雪いと清し♪
学び舎は、龍野公園から1km以上離れているが、
山と川に恵まれて風光明媚な学び舎だった。
ああ、それなのに校名が消えて統合されてしまった。
龍野の街での思い出もまぼろしとなっている
ここからは余談ですが
龍野で寅さんの撮影がありましたよ
★第17作 (昭和51年7月 公開)
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
上野の飲み屋で、みすぼらしい老人と出会った寅さんは、気の毒に思い
とらやに連れて来てしまう。
その老人は、日本画の大家・池ノ内青観(宇野重吉)だった。
世話になったお礼として青観が描いた絵をめぐり、とらやでは大騒動が巻き起こり、
寅さんは旅に出ることに。
ところが兵庫県龍野で、寅さんは青観と再会、市長の接待を受け、
芸者ぼたん(太地喜和子)と意気投合。
しばらくして、ぼたんが、客だった鬼頭(佐野浅夫)に貸した
二百万円を踏み倒されそうになって、上京。
あまりにも理不尽な事態に、憤慨した寅さんは・・・
寅さんと日本画檀を代表する画家の友情は、
シリーズの楽しさの一つである「寅さんとインテリ」のバリエーション。
さらに、気っぷの良い姉御肌の龍野芸者ぼたんは、太地喜和子の好演もあって、
寅さんとピッタリの相性。ゲストとマドンナのバランスが絶妙で、佳作となった。
青観の正体がわかっても、身分の隔てなく、自分のスタンスでつき合う寅さんの魅力。青観のかつての恋人・志乃役で、岡田嘉子が久しぶりに日本映画に復帰した。
↑(以上はホームページ参照)