20-3 闇より生まれし者
レオンとカリアは同時にナルガクルガに、斬りかかる。カリアはナルガクルガの頭部を斬り裂く。レオンはナルガクルガ背中を斬り裂く。
ギャアァァァァァァ――!!!!
『こんなはずでは・・・』
あいつがいなくなってから自分が、この密林で一番強い。なのに、なぜ・・・人間ごときに、たしかにこいつらは、強い。だが、自分の方が強いそう思っていたのに、なぜ。
ガアアッ!!!!!
ナルガクルガは身体を反らし、尻尾を振り回す。振り回された尻尾は、レオンとカリアに直撃した。さらに、尻尾を数回振り回すと、棘をカレンにぶつけようとする。
「くそっ」
カレンは横転し、棘を避ける。だが、ナルガクルガは地面を蹴り上げると左右に移動しながら、カレンに襲いかかる。
「きゃあっ」
ナルガクルガの刃翼がカレンの身体に、直撃する。カレンの身体は吹き飛ばされ、地面に叩き付けられる。
突然の攻撃で3人とも意識を失いかけたが、なんとか保つ事が出来た。ここで、意識を失いかければ確実に殺される。それだけは避けたい。
「こいつも必死だな」
カリアはナルガクルガの様子を見て、苦笑する。ナルガクルガの身体は鱗が剥がれ、毛は血まみれだ。歯は何本か折れている。
「そうだな・・・」
レオンは再びナルガクルガに向かって飛びかかる。それに続いてカリアも向かう。ナルガクルガは後方に下がると、再び翼を広げる。
「・・・次の場所でケリを付ける」
レオンはポーチの中を見る。回復薬はもうほとんどない。次の場所でけりをつけなくては・・・。鬼斬破を研ぎ終え、再び鞘に収める。ポーチの中から回復薬Gを取り出し飲み干す。
「追いかけましょう、ペイントは付けといたから」
ナルガクルガが飛び去る前にカレンは、ペイント弾を撃っておいたのだ。これでナルガクルガを見失わずにすむ。体力が少なくなっている時、モンスターは身体を休ませ体力を回復しようとする。そうなれば、今まで与えたダメージが無駄になってしまう。いそいで、ナルガクルガを見つけて討伐しなければ。
To Be Continued
個人的にテオが古龍の中で一番強いと思う。