MH小説 13-6 | もすのブログ

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クエスト 13-6 黒狼鳥―4

いったん洞窟に避難したレオンとカレンは出入り口の方に警戒している。いつモンスターやイャンガルルガが襲って来てもいいようにするためだ。

 一方カリアとカイルは・・・

「ホラ飲め」

「いらねぇよ自分のが、あるよ!!

カリアが手渡そうとした解毒薬を乱暴に断ると、自分のポーチの中から解毒薬を取り出し飲み干す。大雑把に飲んだせいか、カイルの口からは解毒薬の液がこぼれ落ちている。

「油断しすぎだ・・・。今度は気をつけろよ」

「ふんっ」

カリアの毒を解消できたことを確認すると、4人は再び準備に取りかかる。体制を立て直している間に、ペイントボールの効果は消えてしまった。さきほどの状況でペイントボールを当てる暇など無かったからだ。

「とりあえず・・・まだあいつがいる事を祈ろう」

準備を終えた4人は、洞窟から出るとそこにはイャンガルルガの姿が見えた。カレンはすかさず、ペイント弾を装塡しイャンガルルガに向けて撃つ。ペイント弾は見事にイャンガルルガに命中したが、そのせいでイャンガルルガがこちらに気付く。

クエエエエエエエッ!!!

イャンガルルガは身体を、激しく左右に振りながら突進をしてくる。すぐに、突進を避けよと脚に力を入れた瞬間だった。イャンガルルガは突然止まると、頭部をあげ、ブレスを3連続吐き出す。

「なにっ!?

思いがけない攻撃で、一瞬判断が遅れてしまった。カリアはなんとか避ける事が出来たが、レオン、カイル、カレンはブレスに直撃してしまった。黒煙が身体から上がり、地面を何度か転がり止まる。

「くそっ・・・」

レオンはなんとかすぐに立ち上がろうとしたが、不意に巨大な影が自分に掛かった気がした。その直後強烈な痛みが全身を襲った。イャンガルルガが巨大な嘴を使って叩き付けてきたのだ。

「まずい!! カイルいつまで寝ている!? 早く援護しろ」

「分かっているよ!!

カリアは閃光玉を投げようと考えたが、イャンガルルガの正面に投げる必用があるが、どんなに力一杯投げても、あそこまでは届かない。カレンもカイルもなんとか自分達の方に注意をそらそうとするが、イャンガルルガは気にもとめない。

 イャンガルルガは倒れ込んでいるレオン目掛けて再び嘴を叩き付ける。レオンの身体は衝撃で吹き飛び、地面に叩き付けられる。

「くっ・・・そ・・・」

イャンガルルガの強烈な攻撃を何度も受け、レオンの意識は定まらない。なんとか意識を保とうと正面をみた瞬間そこには、イャンガルルガの尻尾が見えた。

「レオン!!!

(カレン・・・?)

目の前が真っ白になっていく中、聞こえたのはカレンの叫び声。それきりなにも聞こえなくなった。

「やろおぉぉぉ」

カイルは怒鳴り声と共にイャンガルルガに向けて、グレートパグパイプを叩き付けようとしたが、イャンガルルガはバックジャンプをとりカイルから距離を保つ。

「カレン!! レオンを」

カイルはいったんグレートパグパイプをしまい込むと、カレンにレオンを頼み走り出す。カレンとカリアはレオンに駆け寄り、回復させようとする。

「おい・・・しっかりしろ」

カリアはレオンを起こすと、身体を揺さぶる。

「カリアさん・・・防具を」

「分かった」

カレンに言われてカリアは、レオンのヘルメットを取ろうと思い手を掛けようとしたが、なにかに阻まれてしまう。

「・・・?どうし・・・」

中々動かないカリアに疑問を思ったカレンはカリアの視線を見る。その光景にカレンも動きが止まる。

「嘘・・・」

そこには、動けないはずのレオンが立っていた。だが、様子はいつもと違っていた。いつもなら近寄りたくない雰囲気などださないのだが、今のレオンには近寄りたくない雰囲気だった。

「あの時と同じだ・・・」

カリアは思い出すように言う。レオンと初めて狩りを行った時、ショウグンギザミの強烈な攻撃を受けた時もこうなった。

「あの時ってどうゆうこと!?

「俺とあいつが初めて狩りを行った時もああなった。その後事情を聞けば、自分が危機に落ちたときにしか起きないと・・・。しかもその時は、意識が無いと言っていた。つまり無意識だ」

カリアの言うとおり心配そうに見てくれているのに、レオンの方はただイャンガルルガの方を見つめている。



To Be Continued



チュウニww