ゲームはゲームでも野外でするゲーム、ってのもある。そのひとつがサバゲー。


あれはそれがしが小学校の頃でござった、ちょうどサバ

イバルゲームがはやった、サバイバルっていってもゴルゴの作

者のあのマンガ、サバイバルとはまた違うよ、あんなハードな

毎日を送ったわけじゃないからその点は誤解ないように。かと

いって、「らぶやん」であったようなあんなぬるいサバイバル

ゲームではなかったよ、その点もまた誤解無きように。

まあふつうにサバゲーがはやったわけさ、おれは5丁くらいも

ってたな、M16、ガバ、デリンジャー、ルガー。それらを常

に持ち歩いていた。っていうと相当ヤバイやつみたいに聞こえ

るけど、全くそんなことはなくて小学校とかで熱病のように流

行るやつだから男子はみんな何丁か持ってたと言っていい

やっぱ男は一度はあこがれるしね。でそれをつかって近所の犬

を撃ったり。。ってーちがーーーう!!

サバゲーやってたわけさ、である日のこと日課の(おいおい)

サバゲーが終わって、気分はもうパイナップルアーミー?ガン

スリンガーガール?次元?バッシュ・ザ・スタンピード?な感

じ家に戻った。で部屋に入った。するとどうだ!電気をつける

ときにひっぱる紐があるじゃない、あのヒモにカメムシがへば

りついていたわけさ。おれはあとずさったね。いつあの毒ガス

を吐かれるか判らない。近くにいては危険だ。おれの本能が激

しく警戒警報を発令したわけさ。そしておれはかなり離れて威

嚇するために銃を発砲した。まず相手を陽動する。これが大事

だと思ったわけ。たかがカメムシ一匹というなかれ、獅子はウ

サギを倒すのにも全力を持ってするというがごとく、おれは全

身の感覚神経をとぎすましたわけね。で、あくまで威嚇射撃だ

からもちろんあてるつもりはなかった、まるで刑事ドラマでよ

くある、「殺す積もりなかったんです、っていう犯人の言い訳

ぽいがまあ、あてるつもりなかったわけ、でも直撃!!なぜこ

んなときに限って完璧なコントロールなのよ!お前は全盛期の

北別府か!あるいは桑田か!斉藤か!ランディジョンソンか!

諸葛孔明か!ナイス采配だよ!くらいな「かいしんのいちげ

き」をしてしまった。するとカメムシはパーン!と破裂し、哀

ればらばらに・・・ひえーーーーーっ、やってもーた、もうそ

のころは生き物の命の尊さはわかっていた。みんなみんな生き

ているんだ、友達なんだ、とわかっていたからやべーわるいこ

としてもーた、と反省した次の瞬間・・・・ぷ~~~~ん、ぶ

は!カメムシのにおい!!そう、破裂したことによって体内に

蓄えられた、くさいくさい成分がそれこそカルピスの原液の濃

さそのままのごとく部屋一杯に広がってしまったわけ、そして

おれは反省することも忘れて窓を開けまくったね。トラは死し

て皮を残し、カメムシは死して匂いを残す。でもね、これ、覚

えていてほしいんだけど、もしおれが文字をおおきくする技術

をほかのひとみたいに持ってたら、やり方がわかっていたらこ

こは大きく書きたいんだけど、カメムシの原液そのままのにお

いは、窓をあけても2日3日は消えない。これ、覚えていて欲

しい。テストに出ないかもしれない、生きるうえでは全く役に

立たないかもしれない、つーかかもしれないじゃなくて間違い

なしに役には立たないんだけど、記憶していて欲しい。そんな

なかで寝ようものなら、熱がでます、これまじ。吐き気もする

しね。あーおもいだしただけで気分わるー、なんか黒板消しを

ツメでキーーーってするよりも気分悪くなってきた。発泡スチ

ロールのキューキュー音よりやばく感じです。これって自爆っ

てやつ?まぁそんなわけでわたくしめのエアーガンの思い出は

しゅーりょー!!ネットゲームは知らない人たちと冒険をする。サバゲーは仲間たち

と擬似戦闘を楽しむ。それも体を使って。スポーツみたいなものだ。