えーと、TOEFL にどうやって準備したか、ということについて書いていた時のコメントに、「英語学習に対する姿勢が徹底している」というようなことを書いてくださった方がいましたが、実は英語を勉強するために徹底していたんじゃないですね。あのころは、北米の大学院に合格したくて、少しでもいい点がとりたかったので、それで行動が徹底していたわけですね。北米の大学院はTOEFLを足切りで使うところもあれば、高ければ高いほど評価が高くなるところもあってまちまちです。ですから、なるべく高い得点が欲しかった。足切りで使う、としか公には書いてないところでも、実際には得点が高い方が評価が高くなる場合もあります。

英語が好きで英語を勉強するのも大切ですが、その段階を超えて、英語で情報を収集するようにならないと、本当の意味の英語力はつきません。英語は手段です。ただ、そこまでたどりつくことがけっこう大変なんですけどね。
TOEFLについてはブログに効果的学習法を書いておきましたが、今回スピーキングの導入など大幅な変更があり、専門家の間でもそれが難しすぎるということで問題になっています。native でもできないのではないか、と。ただ、native なら誰でもできるテストである必要もないわけで、educated native speaker ができればいいわけですから。とにかく、これからTOEFL の準備は大変になるでしょう。
昨日、新しいTOEFLの開発に携わったオーストラリア人と話す機会がありました。新しいテストは3時間以上かかるとかいってました。大変ですね。Speaking の採点は録音をデジタル化して、世界中で採点するそうです。
Listening, Reading をまずやって、それからwriting speaking はあたらしい内容を聞いたり読んだりしたあとで、それに基づいて何か話したり書いたりするらしいです。
コメントに、TOEIC についても書いてくれ、とありましたので、この二つの違いについて書きます。基本的に、このふたつのテストがはかっている能力は同じようなものです。ただ、TOEFL のほうがより直接的に書く力、(そして最新のTOEFLでは)話す力を測ろうという点が異なりますが、基本的には、同じです。違うのはジャンルで、TOEIC はより実用的なビジネスなどの場面が多いのに対し、TOEFL は学問的なものが多い。このあたり、特に必要とする単語などに違いが出てきます。
このブログで書いていることで言えば、「地道な努力」についてはTOEFLもTOEIC もほぼ同じ、ただ「試験対策」という部分ではそれぞれに特化した対策が期待される、ということでしょう。
ついにTOEFL にもスピーキングが入るそうです

In September 2005, the Educational Testing Service (ETS) will launch a new version of the TOEFL examination. This revised test will have a different format as well as a different scoring structure. There will now be four sections on the test: writing, listening, reading, and speaking. Each section will have its own score.
仕事のTransit でBangkok のAirline Lounge で書いています。NBA finals の中継をやっていたので後半だけみたのですが、タイ語で中継していたので、わかりませんでした。(あたりまえですね。)ここは無線LANが無料です。Royal Orchid Club のラウンジです。すばらしい。いろいろラウンジを回ると、それぞれ特色がありますね。アメリカのラウンジは、無線LAN 無料というところはほとんどなし。今までいったろころでは、ここと、日本のUA lounge が無線LAN 無料です。

英語学習に関係ない話ですみませんでした。
paper version とcomputer version の対応表です。

PAPER -> CBT
310~450 -> 0~133
450~550 -> 133~213
550~600 -> 213~250
600~667 -> 250~300

computer のTOEFL も一度受けてみたいです。おもしろそう。
最近、第二言語習得、という分野が注目されているようです。第二言語を学習するプロセスについて、科学的に研究する分野です。以下の本が一般向けに書かれています。 
白井 恭弘
外国語学習に成功する人、しない人―第二言語習得論への招待 (岩波科学ライブラリー)


この本を見ると、どうもインプットが、鍵のようです。

ということで、リスニングで何をやったか、次回から書きたいと思います。
UA カレッジカードというVISAカードがあるんですが、これがなんと、英語の資格をとると、お祝いにマイルをくれるんです。

年会費無料、しかも、入会ボーナス 2,500マイル!!
4)語学検定ボーナス 500マイル!!
=TOEFL(PBT):450点以上、TOEFL(CBT):190点以上、TOEIC:700点以上、英検:1級の取得でプレゼント

すごいですね。学生しか使えませんが。