先日、GoGoの仕事中に会いにきてくれてたお客さんからガチ告白されて萎えたって話したやん。


その後、もう会えないのかなぁとちょっと寂しかったんだけど、僕としても中途半端に引っ張るんじゃなくて、ちゃんと自分の立場を誠意を込めてその人に自分なりに伝えたつもりだったから、


これでもしお店に来てくれなくなってもそれはそれで仕方ないと思ってたんよ。


変に恋心を持たせたまま引っ張ることは、ボーイである前に人としてちょっとマズい、、


僕はベテラン娼夫としてこれまでたくさんのお客さんと濃厚接触してきたけど、お客さんと付き合ったことは一度もない。それは、プロのやることじゃないし、お互いが不幸になるのが関の山だと思う。。


そんなわけで、先日お客さんにガチ告白されたときも、ちゃんと伝えた。もちろん、失礼のないように丁寧に伝えたし、かといって気を持たせて引っ張るようなことのないようにしっかり伝えたつもり。てか、僕は恋人いないし、今は作る気もない。数年前に別れた6年間同棲した彼との思い出も強すぎて、なんか付き合うとか、うまく想像できない。束縛されるのも嫌だし、それよりも僕のほうが束縛しそうだから笑笑


僕はベテラン娼夫として、割り切りの関係を繰り返してるけど、本質的には僕は嫉妬深い人間だと自認してる笑


だから、僕が本気で好きになったらその人のことめっちゃ縛りそうで、そんなふうに自分がなることが怖い。


世の中には、浮気OKみたいな関係性もあるのかもしれないけど、僕はやっぱり一人の人と本気で付き合ったら浮気もしたくないしされたくもないんよね。


純情なのよオレ、意外と笑笑



さて、ここから本題なんだけど、そんなわけで僕はすべてのお客さんが恋人だと思ってるし、それはあくまで指名時間中の時間と空間限定の話だし、GoGoバーに出勤中はその中での話。


一歩外に出たら、人格を切り離す。そうじゃなければやってられないよ。知らないおじさんに好きなようにカラダ弄られて舐めまわされてしゃぶられて掘られるのが僕の仕事なんだから、素の自分のままでなんかやってらんない。傷つくだけだ。。


だから、精神を保つために自分を切り離すんだよ。そして人格を切り離してるうちに、どんどん人格が分裂していって自分がわからなくなって不安定になることもあるけれど、これは職業病として受け入れないといけないことだね。自分で選んだ道だからね。たとえば建設現場の仕事をしてる人が黄色いヘルメットを被ってるけど転落して頭を打ってしまうこともある。ウリ専ボーイのコンドームは建設作業員さんのヘルメットみたいなもので、それをつけたから完璧なわけじゃないけどできる限りの安全対策を講じたうえで、それでも防げない事故はやむをえない。何事も、リスクをゼロにはできないわけで。


放射能に汚染された空間で働いてる人がいて、今すぐに健康被害があるわけではなかったとしても少しずつ被曝することで将来的な不安はあるかもしれないけど、それと同じように、人格を切り離してお客さんと接することを日々繰り返すうちに、人格が多重に乖離してしまって、今すぐに何か弊害がもたらされなかったとしても、ふと気づいたとき精神が不安定になることがある。


けどそれは自覚した上で選んでる仕事だから受け入れるしかないんよね。


それを言い出すと、マクドナルドの店員さんがお客さんにスマイル0円ってことでニコニコしてるのだって、繰り返せば精神的にくることがあるよね。人にはその日やそのタイミングで気分の浮き沈みというのがあって、誰だって機嫌がいいときとよくないときがあるのは生身の人間なんだから当たり前のこと。だけど、店頭に立つときは、無理矢理にでも笑顔を作らないといけないのだから、みんな同じだね。


同じこと。


マクドナルドの店員の女の子がニッコリと自分に微笑んでくれたと思った近所のオフィスに勤めるサラリーマンのおっさんが、この子、俺のこと好きなのかも、、、


とかって思ったら明らかにヤバいやつやん。


けどさ、この子はいつもにこやかに対応してくれて本当にプロだなぁと思って気持ちよくお店に通ってくれたらいいお客さんだし、店員さんのことリスペクトしてるし、店員さんもお客さんのことリスペクトしてる証だし、いい関係だよね。


つまりそういうことなんよね、僕が常に目指してるのは。ベテラン娼夫なら、プロとしてお客さんのこと気持ちよくさせるけど、恋愛商法みたいにして引っ張るようなことはしない。そんなことしてもどうせ長続きしないから。


そしたら、先日のお客さんが、またバーに会いに来てくれたんよ。


僕が踊ってたら、以前と同じように、ワイングラスを片手に持って、後ろから僕の背中をツンツンとしてくる人がいた。


振り返るとその人で、マジで嬉しかった。


その人の優しい表情みたらガチで安心して、ちょっと涙出た。


なんで泣いてるん?


って聞くから、


僕の答えが正しかったかちょっとわからない、、


と答えた。


そしたらその人は、


いつも正直であることをリスペクトするよ、正直に答えてくれてありがとう


と言ってくれた。


僕は嘘が嫌いだから、これからもバカみたいに正直に生きたい。


ウリ専ボーイは騙すのが仕事みたいなイメージがあるかもしれないけど、僕のやり方は明確に違う。


僕は、好きでこの仕事を選んでいて、この仕事にプライドを持ってるし、本気でお客さんに癒しとか楽しい時間を提供したい。


GoGoボーイとしても同じで、バーに来てるお客さんに楽しく踊ってほしいから、踊り慣れてないお客さんでも自然とカラダが動いちゃうような表情と動きを心がけてるんよね。


これからも、今までみたいにそのお客さんが会いに来てくれるのを待ってるよ。





あー、ひさびさにちょっと真剣なこと書いちゃったかも、、、😛笑笑