先週の話。


日本に一時帰国した10月に吉祥寺の美容院で髪切って以来、なかなか行くチャンスがなかったからけっこう伸びてて、仕事のときはガチガチにセットしてるからまぁいいんだけど、なかなかそれだけでは対応できなくなってくるタイミングってあるやん?


けど、今の家から日系の美容院まで車で2時間近くかかるし、マンハッタンにはたくさんあるものの、マンハッタンには夜に着いて早朝に出ちゃうから、なかなか行く機会がなかった。


ところが、さすがにセットが難しくなってきたなって感じで、見た目が売りの商売してる人間ならマメにカットしなきゃマズいよなと思い、これまでに何度かお世話になった自宅から一番近い美容院に予約してたのよ。



※このあと汚い表現がありますので、食事中の方はご注意ください、、、※




なんだけど、その朝、車で向かってる途中、高速走行中に過去に経験したことのないほど激しい嘔吐に見舞われて、隣のシートにたまたま置いてた空のショッピングバッグを咄嗟に手に取ったからまだよかったものの、路肩に乗り上げるくらいの勢いで急停車しつつ上からは大発車状態で、ドライビングゴジラ状態のマジで地獄絵図だったわけよ。


ほんで、普通なら一発出せば収まるものやん?


けどこの日はとにかくほんとに酷くて、高速の路肩だしとりあえず避難せなってことで、


出口向かったら運よくモーテルの広い駐車場があって、早朝だったから誰もいなかったし、そこに停めさせてもらったわけよ。


けどそれでも激しい嘔吐が止まらなくて、もう一つあったショッピングバッグも使ったし、後ろのシートに積んでたティッシュはもちろん、洗車用のタオルとか、ありとあらゆるものを手にして、ほんと申し訳ないんだけど、車のドア開けて駐車場にゲーゲーやってたのね。


いや、マジで死を覚悟したんよ


体内に水分ってこんなに入ってんの?ってくらい出てきて、胃液で食道も喉も炎症していたいし、


出るものがなくなっても吐き気だけ収まらなくて、息できなくて、、


あぁ、こうやって死んでいくんだなぁ、、、


って思ったの。


僕はアメリカの田舎町の見知らぬモーテルの駐車場に停められた不審な車内で遺体で発見される運命なんだなぁって。。


とにかく、車内で横になって、奇跡的に持ってきてた水のペットボトル1本も、飲んだり口ゆすいだりして使い果たし、ほとんど気絶に近い形で車内に倒れてたんよね。


そんなわけで、美容院に辿り着けるわけもなく、むしろ救急車が頭をよぎったけれど、ほんとにヤバいときって自力で救急車呼ぶことすらできない。。



さて、その後、喉と食道の痛みが激しくて、唾を飲み込むことすらできなかったんだけど、激しい嘔吐はおさまり、そろそろと運転しながらなんとか家に辿り着いた。しかもそのときスマホのバッテリーも切れてて、充電器なかったからナビも開けず、ここどこやねん?状態でなんとなく来た道の反対の方角に下道を進んでたら、奇跡的に見慣れた道路に出てきて、そこからなんとか家に着いたんよ。


その後、全身痛すぎて部屋で横になって、ビタミンウォーターがぶ飲みして、美容師さんに事情話してお詫びのメール送ってマジで謝罪した。。


そんなわけで、せっかくの髪切るチャンスも逃し、体調もしぬほど最悪で、食欲もないし喉が痛すぎて食べ物も喉を通らない。むしろ飲み物すらキツい。


それが先週の火曜の話。その後の木曜だったので、まだ喉痛くて体調最悪だったんだけど、無理やりバス乗ってニューヨーク行ったらバスが大幅遅延してけっきょく仕事行けなかったっていうあの事態に繋がっていくわけね。


そんなわけで、髪が切れないまま週明けを迎えた。


日曜は夜にバーの仕事があって、翌朝にリピーターさんの出張ショートが入ってて、夜に新規さんのショートが入ってるっていう鬼スケだったのね。


どこが最大のネックかと言うと、翌朝のショートの出張先が、マンハッタンから電車で2時間くらいの場所で、それもキツいんだけどそれ終わった後にマンハッタン戻ってから次のショートの予約まで何時間も開くからその間どうすんねん?って話でしょ。しかも前日から寝れない状況なわけだから、24時間以上、横になって寝れない状態になる。


とはいえ、そんな弱音は吐いてられないので、なんとか乗り切ろうとしてたんだけど、


日曜の昼頃から嵐になってきて、ニューヨークに向かう電車の路線上に洪水警報が発令されたのよ。


雨風が激しいから夜にニューヨーク行くのは無理ぽいし、仮に無理して行ってもこの前みたいにトンボ返りしても意味ないし、むしろ嵐でとんぼ返りすらできない状況になりかねなくて、深夜のマンハッタンで交通手段も寸断されて取り残されるっていう事態になりかねなかった。


なので、日曜は無理するのをやめて、月曜の朝のお客さんの予約を早朝から少し遅らせてもらおうと思ってたわけ。


そしたら、お客さんのほうから連絡きて、うちの近く洪水警報出てて危険だから後日に変更したいって言われたの。やっぱ同じこと考えてたんよね。てか、まぁ普通の大人なら無謀なことはしないよね、ってくらいの嵐だった、、笑


というわけで、月曜夕方にニューヨークに行けばよいことになって、ショート2時間だけで帰ってくるのも移動時間と交通費考えたらちょっと微妙だったんだけど、体力的には助かるからいっかぁというわけで、月曜の午後は無事に嵐もおさまったから、折れた枝や倒木が吹き散らかされた道を歩いて駅へと向かった。


例の先日買ったローカル列車の回数券を使って、これなら予約なしで乗れるからこういうときの対応も柔軟にできてマジで神。


ニューヨークへも定刻で無事に着いて、お客さんの指定したホテルに到着してスムーズにロビーで待ち合わせることができたんよ。


そんで、部屋でお話ししながら、


帰りの電車は何時なの?


みたいな話になって、3時間くらいは余裕見てたから、


◯時です


みたいなこと言ったのね。


そしたら、お客さんが、


明日は何か予定ある?


と聞くわけね。なので、


ないですよ


と答えると、


キミとゆっくり一緒にいたいからエッチした後、ディナー行って、泊まって行きなよ


って言ってくれた。そんなわけで、ショートの予定だったけどロングに変更してくれて、もちろんロングの料金をしっかりお支払いしてくれて、慌てて帰る必要もなくなって、しかもその人は新規のお客さんだったけど、ロビーで一目見たときから超いい人オーラ出てたから、僕的にも普通に気に入ってもらえてマジでうれしかったし、ディナーも楽しかった。


そして翌朝もイチャイチャしたあと僕も朝から一発イカされて、帰りの支度したあともう一度ベッドに押し倒されてイチャイチャしてたら、朝10時くらいになったんよ。


お客さんはこのあと予定があるらしいから、よかったら一人で朝食たべていきなーと行ってくれたので、僕は部屋を出てホテルの一階でひとりでゆっくり朝ご飯を食べ、この日次の予定も特になかったから、周りの観光客に混じって出張風俗風情をビンビンに放った怪しげなアジア人が金色のピアスを揺らしながら飯食ってたのだった。


マンハッタンのホテルでこの時期、家族連れが多いから、ケバイ男娼が一人で飯食ってる光景はさぞ浮いていたに違いない、、、笑


まぁ、考えすぎか。。


そして、食事を済ませると、マフィンとコーヒーをもらってホテルの外に出て、喫煙スペースで一服つけながら電車の時刻を調べたら、ニューヨークから途中の駅までの電車はすぐあったんだけど、そこで乗り換えに少し時間があるらしかったのだ。だから、すぐにニューヨークを出る必要もなくなって、そこで思い立った。。


あ、髪切ろう、、、


というわけで、マンハッタンのサロンで以前にYelpで検索した候補をいくつかよさげなところをリストに保存してたんだけど、オンライン予約で当日受け付けてるとこがひとつだけ見つかった。


予約できる枠まで4時間近くあったんだけど、このタイミング逃したらまた次サロン行くのいつになるかわからないから、とりあえずマンハッタン内で4時間時間潰してでも今日切ろうってことで、予約したのだった。


待ってる間の4時間は、マンハッタンの南東にあるブルックリンブリッジの見える船着場や、チャイナタウンなどを歩きながらショールーム配信してた。4時間歩き続けたからなかなかの運動量だったけど、歩くのは好きだし、除脂肪にもなるから体型維持が仕事の人間としては悪くない。


そしてようやく予約の時刻になり、サロンに行ったのだった。


そこは初めて行くサロンだったんだけど、入店直後にトイレを借りようと奥へ行くと、とある美容師さんに話しかけられた。話しかけられたというよりは、絡まれたに近い、、笑笑


僕よりたぶんちょっと若めの女の子。


超フレンドリーで気さくな人。


キャラは濃いけど、アメリカにいる日本人女子はたいていキャラは濃いから慣れてる笑


ていうか、普通にフィーリングが合ったと僕は思ったし、一発でいい人だという感じがした。


マジでフレンドリーな人で、担当してもらったのは別の美容師さんだったのに、僕が洗髪で仰向けになってるときもその子が絡んできて、、あげく顔にかけられてる白い布あるやん?あれめくって話してきたから、マジで好きだわ、その子のこと笑笑


僕さ、そういう子マジで好きなのよ。


僕も自分がちょっとズレてる自覚があるもんだから、積極的にズレてる子に出会うとなんか安心するんよね。同じ血を感じるっていうか、、笑笑


いや、ズレてるって失礼な意味じゃなくて、いい意味でグイグイ来てくれる人って僕は好き笑


カットの間も鏡越しに絡まれ、そこでとあるゲイバーを紹介してくれたのだった。


これが今回のこの記事で書きたかった本題。。


ちなみに担当してくれた美容師さんはベテランの人で、マジで神ってた。


ぶっちゃけ値段もそこそこ高いサロンだったんだけど、そのお値段に見合うかそれ以上の腕で、さすがベテランの人はすげーなと思った。カットって、ほんと微妙な違いなんだけど、ほんとに上手い人が切ってくれるとセットとか鬼ラクだし、なんならセットしてないときでも崩れてないんよね。不思議。。



そんなわけで、その日サロンで出会ったキャラ濃いめの女の子に紹介してもらったゲイバーに、これから仕事前に行ってくるわーっ!!



マジで楽しみすぎるっ😛