この前の日曜日。夜10時からの仕事のためにマンハッタンに早めにつき、路地でタバコを吸っていた。


自宅からマンハッタンまで電車かバスで行くんだけど、どっちにするかは値段によって決めてる。


電車はアムトラックと言って、北のバーモント州からはるばるやってきて、ハートフォードやニューヨークを経由してワシントンD.C.に行く電車なんよ


これがタイミングによって片道17ドルっていう激安で、イメージ的には東京からこだまで名古屋まで2000円で行けるみたいな感じなんだよね


こだまだから、たしかに時間は掛かるんだけど、まぁブログ書いてたり動画見てたり寝てたりしたらあっという間に着く。


自宅でなんかやるのも移動時間になんかやるのも中身は変わらないし、むしろアムトラックの快適な座席を3時間くらい無料で使わせてもらえるって考えたら、たとえばマンガ喫茶とかレンタルオフィスとかカラオケの個室とか金払ってわざわざ借りるのと同じような機能が無料でついてくるって思えばぜんぜんいいんだよね。てかうちの激狭スタジオで飯も立って食ってる環境よりもアムトラック車内の方がむしろ快適な気がする、、、笑


ただ、アムトラックは飛行機と同じで価格が常に変動するから、17ドルが急に80ドルになったりもする。


そんなときに便利なのがバスなんだよね。


バスは価格が常に均一で、直前でも予約できる。アムトラックの最安値よりは少し高いんだけど、そんなに変わらない。


ただ、座席が飛行機のエコノミーばりに狭くて漁船のように揺れるから、快適とは言えない。


そういうわけで、まずアムトラックを調べて最安があればそれを使い、なければバスのチケットを取るっていうふうにしてるんだよね。。


帰りはアムトラックの始発が朝7時台までないんだけど、バスは朝5時から走ってるからバスで帰ってくる。これは始発だからターミナルに早めにバスついてること多くてけっこう便利なんだよね。


そんなわけで、アムトラック優先でいきたいんだけど、アムトラックにも弱点があって、


それは、華麗なる遅延……



そもそもアムトラックって、自社で線路を持ってるわけじゃなくて、アメリカ各地の私鉄や公営の鉄道会社に線路の使用料を払って運行してるんだよね。


つまりはJR貨物的な方式で、アムトラックはあくまで運行会社。


そんなわけで、各社の路線を経由して直通してるから、どっかでひとたび遅延が発生すると永遠と影響が拡大してくわけよ。


相鉄線の森林公園行きみたいなもんで、森林公園ってどこ??みたいな。。


こういう各社乗り入れ系の路線だと、乗り換えなくて便利な代わりに、東武線の埼玉県内で発生したトラブルのせいで横浜で遅延が発生したりするわけやん。


アムトラックもちょうどこの理屈で、バーモント州とか大自然に囲まれてるから、そこで強風が吹いててニューヨーク行きが遅れる、、みたいな現象が多発する。


そんなわけで、車内の快適性で言えば断然アムトラックなんだけど、ほぼ必ず遅延があるから到着に余裕のある便にしないといけないんよ。


だからニューヨークにはだいたい夜6時から7時の間に着くことが多い。。



到着はペンステーションというターミナル駅で、ここは以前はクソボロ駅だったんだけど、


コロナ禍中にリニューアルしたらめっちゃ洒落乙イケてる近未来ターミナルになったからかなり好き。


トイレも綺麗だし、夜中まで開いてるドラッグストアや銀行なんかもある。


僕は使わないけどオシャレなフードコートもあったりして、寿司屋もラーメン屋もある。



で、ここから職場までは歩いて40分ほど。


地下鉄乗れば一瞬だけど、時間あるからいつも歩くんよね。マンハッタンは歩いても快適だから、僕は基本歩く。夜のマンハッタンは最高に美しいよ。


とはいえ、7時に着いて、そこから歩けば8時前に着いちゃうから、仕事まで2時間もある。


なので、ペンステーション周辺で時間潰してから向かうんだけど、この前の日曜にいつもの路地でタバコ吸ってたら、スケボかかえた南米系のあんちゃんが話しかけてきたんよ。


そしたら、マディソンスクエアガーデンっていうバスケとかやる大きなイベントホールが近くにあるんだけど、


イベントがこんどあって、日本人も中国人も韓国人も多いし、フードとかもあって、仏教の勉強するんよ。キミも来ないかい?


って言い出すわけよ。



よくある宗教の勧誘かなと思ったんだけど、時間あったし、若い男子とお話しするのは好きだから適当に立ち話してたんよ。


そしたらさ、こっちなんも言ってないのに、


キミはパフォーマーかい?


とか言い出すから、ちょっとビビった。


ダンスシューズ持ってたからなのかもしれないけど、袋に入れてるから外からは見えないはずだし、なんでわかったん?って思った。


もしや、それこそが宗教で鍛えられた第六感なんだろうか、、、


あぶなく入信しそうになってもーたさ。。



まぁ、僕は宗教とか薬物とかやらないし、最近はお酒すら飲まなくなったから、フラフラと洗脳されたり入信したりすることはまずないんだけど、


しばらく立ち話して、最後にビジネスカードもらって別れた。。


そのビジネスカードがこれなんだけど。。




裏には、


Soka Gakkai International-USAと書いてあった。




ニューヨークってさ、ほんと創価学会関係者が多いんよね。


とくに日系企業の上の方の人とか、ほんと多いんよ。


以前の記事でもチラッと書いたことあるけど、企業の大小問わず、普通に名前も知れてる有名な日系企業とかも、


あの人も?えあの人も、、、?みたいな。。



もちろん他人様の思想信条の自由に対して何か意見するつもりはまったくないんだけど、僕がニューヨークの日系人グループから距離おく理由の一つやね。。



信じるべきは、


神でも仏でも上司でも会社でもなく、自分自身だよね。


それが僕の教義。。







(ちなみに声かけてきたあんちゃんも、ぜんぜん強引とかじゃなくて、ほんとに素朴に優しそうな感じでフランクだったし、ぜんぜん悪い印象はないよ。)