定期的にラスベガス行きたくなるんだけど、夏も明けてそろそろ行こうかななんて思ってたところに飛び込んできたニュースが、ストリップ通り冠水の報道。
去年の今頃は、ラスベガスはじめロサンゼルスなど西海岸が雨降らなすぎて、ロサンゼルスの川などリアルに干上がっていたのを実際に目で見た。
それから一年。
今年の夏は、雨が降りすぎて洪水っていうんだから、世の中うまくいかないものだよね
今回は実際には行かなかったから映像で見ただけだけど、マジでヤバい。
まさに先週末のことだけど、ドブ川が氾濫して、カジノホテルが建ち並ぶストリップ通りも膝下まで浸かるほどの洪水ぶり。
ストリップ通りのカジノホテルは、カジノフロアが通りに面してるか、地下にあることがほとんど。
そこにドブ水が猛烈な勢いで流れ込んで、天井からは水漏れが起こって大変なことになってるらしい。
これがルイジアナ州のハリケーンとか、フロリダ州のトルネードとかならいつもの光景なんだけど、
ラスベガスって砂漠のど真ん中にあって、カラカラに乾燥してる地域だから、ここでこれほどの大洪水というのは衝撃的な景色だった。
ラスベガス周辺にはコロラド川というのがあり、これがまさに砂漠の中心ながらラスベガスが発展できた理由で、水を引いてくることができたからなんだけど、
コロラド川にはフーバーダムというダムがあって、ここでラスベガスはじめ、周辺地域の治水をしている。
観光地として有名なグランドキャニオンはラスベガスから車で5時間くらいの場所にあるんだけど、バスツアーが多く組まれていて、僕もバスでグランドキャニオンに行ったことあるのだけれど、その途中でフーバーダムを通る。コロラド川も車窓から見える。
このフーバーダムは、1929年の世界恐慌後の景気対策として1930年代のニューディール政策の一環で完成した巨大ダムなのだけど、去年は雨が降らなすぎて枯渇しそうになっていたのだ。
にもかかわらず今年はラスベガスの目抜通りが冠水するほどの大雨。
街の復旧にはそれなりの時間が掛かるに違いない。
行こうかと思ってたけど、行ってたら大変なことになってた。
そういうわけで、今年は水不足の心配はなさそうだけど、大水がひいてからの被害規模が判明したら大変なことになってそう。
アメリカの自然災害というのもなかなか規模がデカくて忙しい。