後悔
「俺のどこが好きなの?」
先ぱいから返事をもらう前、先ぱいに尋ねられた。
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実は、先ぱいのどこがスキなのかワタシもわかっていなかった。
それでもあの時は必死だったから
なにかうまいことを言わなくちゃって
思ってないことを色々言って
先ぱいを納得させようとした。
どうせ結果が同じなら、本心でぶつかる方が後々後悔しない。
わかっていたのに。
つくづくワタシはバカだと思った。
理由がわからない。
でも、なんかスキ。
先ぱいのいろいろな面。
どれを見ても愛しかった。
これが本心なのに。
そりゃ、どれもウソは言っていない。
だって、先ぱいのすべてがスキだったから。
でも、結局後悔することになってしまった。
神様。
もう一度、あの時に戻してください。
今度は、本心を伝えたい。
京都のお寺でおまいりするたび、切に願った。
相手は神様じゃないのにね。
コレじゃ効き目どころかバチがあたる。
わかっていたけど、そうするしかなかった。