どーんと | ロングテールの住人

どーんと

能天気なタイトルですが。


僕は小さな時はパイロットになりたかったのですが、日航機の事故がかなりショックで諦めました。
生まれつき目が悪かったこともありますが。

それもあり、日航機の事故は非常に興味があり、かなり詳細まで調べたりもしました。

もちろん沈まぬ太陽も読みました。

義理の父は群馬県藤岡市で開業医をしており、遺体の処理にあたったという話も興味深かったです。

事故に関しては本当に悲惨な出来事で何とも言えない心境になります。

その中でも、最悪の状況下で機長が副操縦士に対して、「どーんといこうや」と語ったことが記録されています。

墜落直後のショック状態の世間はこの言葉じりをとりあげて批判したらしいのですが、そんなものではなく、機長のえもいえぬ心境や人間としての強さみたいなものが表現されていることに気づかされます。
表現力がなくてすみません。

なぜ、こんな話をするのかというと、自分は追い込まれた最悪の状況下で部下に対してそんな声をかけられるのだろうかと言う自問なのです。

ここ何年も何かにつけて、どーんといこうや、が頭の中で反芻し続けています。


別に何かの状況が悪化しているというのではないです。お気遣い無く。




さあ、どーんといこうや