たけしのみんなの家庭の医学 で、面白い、とても興味深い内容を放送していました。
とても納得いく説明でしたので、紹介しますね。
腰痛は原因不明がほとんどなんです。
検査してヘルニアとか、脊柱管狭窄症などと診断されても、手術しても治らない場合も多く、
検査結果と、痛みが合っていない場合も多いのですね。
逆に、どうみてもヘルニアや脊柱管狭窄症の腰なのに痛みがない方もいる。
その原因は・・・
病院で日記をつけるように指導された腰痛の男性。毎日の出来事と、それに対して思ったことを書いていくというもの。
腰痛と何の関連があるのか、不思議だったでしょうね。
初めの頃は、
友人から食事に誘われる
→腰痛が悪化しそう。
同情されそう・・嫌だな
といったマイナス思考の考え方が書き連ねてありました。
その一つ一つの出来事に対し、お医者さんがアドバイス。
食事に誘われても腰痛は悪化しないだろうし、
悪化したところで、友人はすぐそんなこと忘れてしまうよ
とか、とにかくマイナス思考の文章に対し、一つ一つ、
大丈夫だよ!
という考え方に訂正していくんです。
とっても根気のいる作業ですよね。
それを2年間お医者さんと続けて行った結果、2年後には、
食事に誘われた
→相談できて、スッキリできるな
といった、プラス思考の考え方ができるようになってきたのです。
それと同時に、
腰痛も気にならなくなってきたそうです。
なぜ?????
実は、
考え方のゆがみによって、小さなことが過剰なストレスと体が感じ、
マイナス思考による過剰なストレスによって、脳内神経物質が誤作動を起こし、
小さな刺激を大きな痛みと感じるようになってしまったそうなんです。
この方のように、
脳内物質の誤作動によって、
小さな痛みや、
あるはずのないものを
大きな痛み
と感じてしまう方は
とても多いと思います。
私の所属する伝統漢方研究会では、以前から五志の憂(現代でいう自律神経)
による痛みについての考察・研究もおこなわれてきました。
病は気からといいますが、
この「気」ってバカにできないんですね。
漢方では脳内物質の誤作動部分に作用させて痛みを軽減させますが、
このお医者さんは
「考え方のゆがみ」
という、最も簡単で
かつ
難しい・・・
もっとも手のかかる部分に根気よく付き合って
腰痛の根本解決ができたのですね。
素晴らしいお医者さんだなと思いました。
私も、この事実をより多くの人に紹介して、困っている方々のお役に立ちたいな。