そして、同じ日にもう一件、お電話がありました。
腰痛に悩む、同じく大正14年生まれの女性。
久しぶりに伺ってみると・・・
この女性は、
聞いてビックリ!
3年前にご主人を亡くす前は、電動車椅子に乗って、たんぱ薬局まで、片道1時間半かけて通っていらっしゃいました。
今は年をとって、なかなか井波までは行けなくなったと話しされていましたが、
私たちでも、片道一時間半かけて、なかなか通えませんよ!
大正生まれは、根性があります。
私が伺った時も、家の前で人参を一生懸命洗っていらっしゃいました。
濡れた人参を、もんぺ姿で一生懸命すすいでいらっしゃる姿、
美しいとまで思いましたもの。
自分で工夫して、コルセット代わりのものを作っていらして、見せてくださいました。
また、自分で足首を回したり、腹筋を鍛えようと思って、体操したり、
柔軟体操もされていました。
少しやり方が間違っていたので、腰を痛めない方法をお伝えしてきました。
「自分で」治さなくてはいけないという思いがとにかく強く、
今、世間で流行している「人にやってもらう」ものとはかけ離れた、強い思いを持っていらっしゃいました。
昭和生まれは、私も含め、甘いですね。
すぐに人任せ。
お医者さんに治してもらう、
人にツボを押してもらう
人にマッサージしてもらう
・・・・。
また、この女性の楽しみは、月1回、友達と井口の温泉へ行くこと。
その時は煮物などを弁当箱につめて、弁当を分け合いっこして食べているそうです。
昭和生まれは・・・
弁当を作らず、買ってきますよね。
大正生まれは、
素晴らしい。
こんな方々ばかりだった昔の日本は、
ものすごく良い国だったのでしょうね。