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私がショパンを弾く際に
ずっと悩み続けながらも答えが出せなかった
「命題」
日々のレッスンに忙殺され
というよりも
ひたすらテクニックを取得して
私のなかに堅固な「礎」を築くために
一生懸命で
いざお休みをして
時間が一杯取れるようになったときに
改めて
「ショパンの音楽の源とは」
「ショパンの真髄とは」
「ショパンが目指していたものとは」
といった命題について
ようやく考えるようになったのでした
こちらの書籍で詳しく説明されておりますが
ショパンが愛したピアノたち
「プレイエル」
「エラール」
プレイエル社はショパンや人気ピアニストたちの
意見を反映させて
羽根のように柔らかいタッチや
ピアニッシモの繊細さにこだわり
独自のピアノを生み出したのですね
繊細さ、豊かなニュアンスこそが個性
そのため
少人数を前に演奏するスタイルを好んでいた
ショパンにとっては手放せないピアノであったのでしょうね
エラール社のピアノは
私たちがショパンの音楽で
お馴染みの
トリル
同音反復
がたやすく演奏できるように
改良されておりました
「ダブル・エスケープメント」
これにより
反復打鍵が可能となりました
ショパンの作曲時にはこのエラールピアノが
使用されていたのかもしれませんね
そして
ショパンが少人数を前に演奏する際に
プレイエルピアノが使用されていたのかも
私の想像ですけれど
ショパンを弾くのには
繊細さと豊かな感情表現
羽根のような軽やかさ
つまり
ロマンティックバレエの
妖精たちのような
(「シルフィード」・・といえばショパンの音楽
ですものね)
浮世離れした存在をイメージしながら
演奏した方がいいようですね