2019年4月24日水曜日

 

siiが入院して12日目

昨日は今度の主治医との面談があった。

13日の入院時の外部からの応援医師らしかった。。当直ドクターからの説明に対しての質問をした。

 

ドーパミンとドーパミン受容体

リスペリドンの減量

エビリファイによる刺激

受容体の増加による過敏性→過敏性精神病

対策

エビリファイの中止

姿勢時手指振戦などの評価

振戦が消失するまでリスペリドンの減量

ピベリデン、下剤も減量(酸化マグネシウムは可)‥

 

当直のドクターが説明したような‥薬は減らせるのか?

主治医は過去の発作連発のsiiさんも知っている。

現実を見てみよう‥過去を振り返ってみよう

ばさりと薬を減らすことは現実的ではないいつか。。何度か若い熱い医師にそのような選択をされてうまくいったことがあったか?なあ

思い起こさせられた。

実際、発作が頻発して手が付けられなくなってかえって薬が増えたり入院が長引いたりしたんじゃなかったか?

siiさんのような脳器質性の障害で解離性の障害が絡んでいる場合、そしてもともとの性格‥神経質で不安症の場合‥

そういうものが織り交ざって今のsiiさんの症状があるということを頭に入れて慎重に治療していかなければならないと云った。

冷静に考えて、改めて考えさせられました。

薬の副作用が薬を増やしてさらに症状が悪くなったのではないか?ということばかりに気持ちが向いていたが。

乖離があり被害妄想があり不安があり、そして幻聴が有  のsiiさんの場合、

・副作用のことでリスパダールの量は6mgよりは増やさないほうが良いと思うがそれ以上でもそれ以下でもないと思う.

・脳波の乱れありとかいろいろな兼ね合いで、てんかん薬は無くせないが、後々ガバペンは無くしてテグレトールのみでいけると思う.

・虫垂炎と子宮内膜症、卵巣腫瘍の手術の際大きくおなかを切っていて癒着も大きい中でも下剤に関しても、副作用の関係で飲まないわけにはいかないという。。

そんなお話だった。

今回の主治医は二年ぶりに九州の病院から戻った先の主治医で 3年ぶりの主治医だ。

居ない間に2人主治医が変わった。

過去に倒れる発作が頻発していたのを止めてくれてたのもこの先生。

過去の大変な時期も見ているので、間違いはないと思う。

当直のドクターのいうことは正当な意見だが、現実の症状を今の状態までになっている現実を考えると、急激に変えることはとても危険なことだと云った。

siiさんの症状からして長い入院は良くないとも云った。症状が落ち着いたら早い時期に退院し普段の生活のリズムを作りながら出来ることを実行していくことが大事だと。幻聴を区別できるくらいの症状ならばなんとかやっていけるというのが、主治医のお考え。

幻聴を幻聴と、わかっていても‥自分の心の声だとしてもsiiさんにとっては苦しいことなのだな。。と共感しながら‥普段の生活の中で対処法を自分の対処の引き出しを増やしていくしかないのかもしれない。

この2、3日でだいぶ表情もよくなっていたように思う。

症状が悪くなった時のsiiさんの依存の強さに私自身が参ってしまうケースが多いが、そういうときの対処をこちらのほうでもこまめに発信しながら薬ではない、対応策を早めにしていくことが大事なのかもしれないと思った。