2月18日、木曜日、会社を早々に病院に出かけた。

何かを…かなり気にしている様子…

他は、結構表情もクリアで変わりなく見える。


2月19日、金曜日、時短休業の中のサービス出社…

早々の仕事だけを、片付けて、午後15時SII-へ。

爆睡中…

そっと、そばに付き添う。

16時過ぎ目が覚めて

実が夜眠れずに眠剤を貰って飲んだのだそうで、「日中寝てばかりいた」という。

多少モヤケテ居たがお風呂コールがありお風呂に行った。

シャワーのみ。

戻ってくるのを待って帰ることにした。

SII-は、エレベータの所まで見送りに着てくれた。

笑顔で手を振ってくれて…。

車に乗り込んだら、家から持ってきたお茶が後ろの座席にあり。

せっかくだから…ともう一度病室に戻ることにした。


病室に戻るとSII-は、ベッドに腰掛けて泣いていた。

泣きはらした顔で…「何で…?もう戻ってきた??」

私の顔を見てびっくりした様子。

『どうした?』というと、

「ずっと、聞こえるのだ…」と

目に涙を溜めて、真剣な顔で「ほら…言ってる…」

「SII-のことを…  …」と、言ってまた泣いた。

昨晩は、声が聞こえて眠れなかったのだ…と。

それで、眠剤を貰って飲んで眠ったのだ…と。

眠っていれば聞こえないから、眠っているしかない…と。

父母に心配かけまいと、隠していたの??

聞こえない声が聞こえる事に…

どう、話して遣ればいいのかわからなかった。

(夢野久作…『ドグラマグラ』の世界?

まさか・・・?

SII-は、脳腫瘍の後遺症からくる症状なのだ…

と思いたい。…然し、現実はどうなのか?)


言葉も無く、SII-の話を、ただ、聞くしかなかった。

何も聞こえないし、誰もSII-のことを悪く言っている人も居ない。

暖房の音だ…と言い聞かせて、試しに私のウオークマンを聴かせてみた。

少し落ち着いた所に晩ご飯がきたので、食べている途中に帰ってきた。

音楽を聴いて声が聞こえなくなれば良いが…

あれほど多種多数飲んでいた精神の薬を急に殆ど無くした事による症状だろうか?

言葉のかけ様も無く…家に帰ってからも

ただ、ため息ばかり漏れた…

何時に無く…心にわだかまる想い…

SII-は本当は精神を病んで居るのだろうか?

脳腫瘍の後遺症で神経の電流の流れが上手く流れないために起こる症状なのだろうか?


私は、夕食時、相方のビールに付き合って

カンチュウハイ350mil一本を一気に空けて、

酔っ払ってしまった。

即効で酔いが廻り…目が回った。

(我ながら、簡単だなぁ…)

相方とSII-の話しに成る…今日の様子を話しながら、作戦会議(?)。


2月20日(土曜日)

SII-のところに、私独りで太刀打ちできない気がして

今日は、相方と一緒に病院に行く事にしていた。


今朝、SII-から箱ティッシュを持ってきて欲しいと電話があった。

昨日の泣いていたのが嘘のような明るい声にホッとした。


お見舞いに持っていったパイナップルをムサボリ食い…

相方の親父ギャグ…にカラ笑い


(到底ミユキ先生には敵わないし…

橋本先生の足元にも及ばないけど…)


SII-の空笑いを聞きながら…ホッとした。

SII-はSII-なりに葛藤であり…

心配させまい…との想いなのかもしれない。


それにしても、SII-の表情も目力もしっかりしている。

とても、普通のしっかりした若者の目線。

実は、これが本来のSII-なのかもしれない…と思えた。


然し、幻聴なのか?

聞こえる声にどう対応し…

乗り越えて行けばいいのか?

乗り越えて、いけるのか?

石○Drを信じて、お願いするしかない。

ここを乗り越えられれば、また新たな道が見えてくるのだと

…そんな気がしないでもない。


頑張って乗り越えて欲しい…。