2008年6月19日(木曜日)曇り のち 雨

いろいろと物思いに耽りながらSII-の事を想っていた。

過去に受けた大学病院のリハ科での高次脳機能障害の検査結果を思い起こしていた。

言語的な対象より視覚的な対象を処理するのが苦手。

記憶障害、とくに学習する際の問題がある(前向性の記憶障害)

昔の事を忘れている(逆行性の記憶障害)

イメージの想起の障害(視覚障害自体はほとんどない)

同時に多くのことを覚えられない(作動記憶の障害)

これらの問題は脳腫瘍摘出の影響で概ね説明可能と思われる。病巣は左側頭葉、左側頭葉前方部から海馬、扁桃体に及んでいる。

前頭葉は推論や作動障害に左側頭葉はは顔の処理(通常は右なのだかSII-が左利きで脳機能が通常の人と逆になっていると思われる)

記憶は海馬やその周囲の組織に関連しているものと思われる。

今後の対策として、複雑な思考や記憶力を要求される仕事は難しいと思われる。

技術の修得は能力的には十分可能であるが、集中力の低下(これも症状)モチベーションの低さが妨げになるかもしれない。震戦(手の振るえ)も細かい作業の妨げになるだろう…

SII-の状況を心の問題という事よりも壊れている脳の障害の症状と捉えて『あんまり…頑張りすぎない宣言』をさせるしかないのだと…自分的に今朝はそんな結論で目覚めた。

主治医がどんな状況で4者面談をしましょう…と言ったかは定かでないが、SII-が4者面談をしたいというなら、それも良かろうと思う。

そのセッティングをしてやろう。

主治医が出張してくる水曜日か土曜日の施設の担当者さんの予定を確認しなければならない。

施設への連絡ノートに昨日の受診の様子を記入した。

6月の抗ケイレン剤の血中濃度は…

バルプロサン-52(50-100)

フェニトニン-10(10-20)

…と基準の範囲に入っている、の結果がでたようなので、脳が原因の発作は無いと思われる。

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昨日、SII-は夕食時、冗談か本気か…

『お母さん、私に結婚相手を探してちょうだい』…と言い出した。

人の世話が出来るのか?と聞いた。

(自分のこともまともに出来ないのに…)

『何でも遣ってくれるムコ殿を希望する』のだそうで…

呆れた

「それは結構…相手が制限されるね~…」と笑って見せた。

考えてみればSII-もお年頃である。

施設に通所している人で障害を持っている事が知れて振られた話などを聞いてきて家で話すあたり、SII-なりに考えているのかもしれない。

SII-の障害を認めて、一緒になってくれる人がこれから現れるのだろうか…と、あらためて想う。

SII-は、普通に結婚を夢見ているのだ。

これからSII-がどれほどの回復を見せるのか…

何時かそんな相手に巡り合ってほしいなあぁぁ…。

愛すべき人とお互いを補い合いながら

『生きていて良かった』と本気で思える日が来てほしいものである。