2007年2月3日(土)
突然、相方の姉さんから電話が来て、『野村 万作・萬斎 狂言会』にお誘いを受けた。
お友達が行けなくなって、声をかけてくれた様子。ふたつ返事で鑑賞してきた。
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狂言…六百年ほど前に能とともに成立した、日本特有の伝統芸能。
奈良時代に中国から伝わった種種雑多な芸能の「散楽」が平安時代中ごろには
「猿楽」に姿を変えパントマイム的な演技や面白いせりふを中心とする劇が狂言となり、
謡や舞を中心とした悲劇的な要素の強い劇が能へと姿を変えていった。
現在は狂言と能をあわせて「能楽」と呼ばれている。(パンフレット参照)
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初めての鑑賞。最初に初めての狂言の方たちへの鑑賞の仕方の説明や衣装の着付け、
意味などの説明があった。私的には、とてもありがたいものだった。
演目は水掛聟(みずかけむこ)と悪太郎(あくたろう)
道具をほとんど使わず演者の声と身体だけで空間や時間を埋め、無いものをあるように見せる…
演者の細やかな表現に、こちらの想像力はどんどん膨らんで、その場面場面のセットがちゃんと見えてくるから
不思議であった。 愛すべきキャラクター… 物事をあっけらかんと笑い飛ばす登場人物たち…
こういうことって…生きていく上で大事なのだよ…と云われているような---
なんだか、心がスカッとする笑いであった。
凄いよなあああああ… 感動であった。
ただ、残念だったのは演目が終わって拍手をするタイミングが分からず…、
とっても感動してもっとそれを表現したいのに
コンサートやミュージカルのようにアンコールやカーテンコールがある訳でもなく、
どう表現していいものやら…
失礼は無かったのか。。。 とか… よけいな事を思って名残惜しく帰ってきた。
p.s
前から3列目から観る萬斎氏…熱い目線がとってもGoodであった。
…本物であった。