2006年12月22日(金)晴れ


放射冷却現象の冷え込んだ朝であった。

それでもアスファルトは乾いていたので、ベンチコートにリュックを背負ってのチャリ出勤。

辺りは霜が降りて真っ白であった。吐く息も白く漂う。

チャリに乗って風を切れば、白い息も風を切る。

凛とした空気の中、痛いように冷たい風であった。

会社に着いたとき、クリスマスバージョンよろしく赤鼻のトナカイ…。

鏡に映る赤鼻の…我が顔を見て思わず笑えた。

そんなふうに今日も始まった。


会社の中に感染症胃腸炎(ノロウイルス)感染の疑いの者一名有り、発覚!

義父さんに話せば、きっと『サ~イぇ!!』(この辺の方言で大変だ!!という感嘆の描写語)を発しそうだ。

蔓延しては、大変!…と社内は大騒ぎ。

早期対策、早期実行とお昼休みに全従業員が召集になり、ノロウイルス対策のお話しがあった。

手洗いの励行。

各工場(こうば)の移動時、ハイター除菌マットで靴の消毒。

部屋の入室時、手の除菌ジェルで殺菌。

私が働く2階のフロアは10時と15時に部屋の空気の入れ替え…と徹底していた。 

 風邪やインフルエンザの対策も兼ねてうがいの励行も付け加えられていた。

誰かが「もしもお腹が痛くなっても風邪だといって帰ろうね…。」とバイキンマンみたいに扱われそうな雰囲気に、コッソリと小声で呟いた。

私がディスクワークしている営業、設計、工程、購買部門のフロアは15時から5分間、窓や出入りのドアが開け放たれ空気の入れ替えが成された。

お達し通り…。予定通り…。

果たして、このまま沈静化するか?…わが社のノロウイルス…。