2006年12月17日(日)雨のちミゾレのち雪


此処のところ息子は塾で帰宅22時を過ぎる毎日だが今日は20時半には帰ってきた。頭に雪を被って・・・・。

外はかなり降っているらしい。


明日からの出勤を思うと凹む。


今日相方とmusumeに面会に行ったが、感染症胃腸炎の予防で今朝から外出も外泊も面会も禁止されていて合えなかった。

残念…。入院費だけ払って帰ってきた。途中、相方の携帯に電話があって運転中の相方に変わって私が話した。

病院からの電話で25日の退院は決まっていたが、本人には明日正式に話されるようで黙っている事で報告がされていたので、その事には触れずに『あえなくて残念…』ということだけで終わった。昨日から一日分の薬の自己管理をさせられている様子。退院に向けて準備はされているようだ。外出も外泊も無いまま退院になる事で本人がどう気持ちを作れるかが気になっているが、入院が長くなる事での弊害もあるとすれば、退院の時期の判断はなかなか難しいものと思う。主治医は家族の判断で・・・という感じである。電話で話した感じでは結構落ち着いているようだったので心配するほどでもないのかもしれない。


今日は年賀状を作ろうとも思っていたが、プリンターのインクを買ってきただけで終わってしまった。どうも気が乗らない。年々気が乗らない。来週に期待しようと思う。


やっと今日『ドグラ・マグラ』を読み終えた。(上)に3ヶ月、(下)に2週間ばかりを要した。

結局、何がなんだか分からない『ドグラ・マグラ』であった。そうか、そういう結末か…と二転三転するストーリーに翻弄されながらやっと結末を見た。

かなり緻密に書かれていてきっと夢野久作という人はスゴイ人なのだということは感じた。推理小説としてはかなりの作品なのだろうということは、なんとなく…分かる気がする。--が一体全体何なの?という疑問が残る。

九州帝国大学精神科を舞台に、二人の学者の繰り広げる人体実験は、常識では考えも及ばない。鉄格子の中に閉じ込められた患者達よりも、狂気だとも思えた。紙一重的に・・・。