06_10_28

10月28日の(土)

9時半頃、交通事故の現場に遭遇した。私は腰痛対策の針の病院から上musumeの散髪屋さんに迎えに行く途中で今まで通ったことのないような狭い路地を頭の中に地図をシミュレーションしながら、ゆっくりと走っていた。

不意に差し掛かった十字路で事故は既に何分か前に起きた後であった。

軽自動車と軽ワゴンが接触した後であり、バンパーが外れて散在していた。軽自動車の運転席側は大きくえぐられた様に凹んでいた。

助手席側からようやく脱出して、路上で泣き喚く若い女の子がいた。相当ショックだったのだろう・・・・かなり取り乱していた。

その女の子と目があったような気がした。助けを求められたような・・・。

既に人だかりが出来始めており狭い路地に様子を見に駐車した車で渋滞気味に成りかけていた。

私は、一瞬迷った。

迷いながら、上musumeも待っている---という事にして私はその場を立ち去ったのである。

その後、どうしてもその交通事故の現場が頭にチラついた。

泣いている女の子と人だかりと接触した軽ワゴンの加害者がやっと車から降りて被害者に近付こうとしている人を横目に立ち去った自分・・・。

沢山の人はいたが、チャッチャと救急車を呼べるような若い人も居なかった様な気もした。

停まって救急車、警察を呼ぶべきだったのか?

あれだけの人だかりが出来ていれば、誰かが何とかするだろう。

きっと、あの時、留まっても、ただの野次馬になってしまっていたのかもしれないでは無いか?

然し、あの女の子は、あの時、私に助けを求めていたようでもあったし・・・、それでもアレだけ元気に泣けるという事は大丈夫という気もするし・・・・と、いろんな思いがいろんな方向から押し寄せた。

瞬時の正しい判断、適切な対応というのはとても難しい。

どうする事が適切な対応だったのか?・・・と今でも、後味が悪い。