今まで在籍していた高校は11月30日までだった。何度か担任の先生から「最後にクラスのみんなに挨拶できないでしょうか」と打診されていたけれど「難しいと思います」とお断りしていた。でもnagiが「そんなに先生が何度も言うなら…」と帰りのホームルームで少しだけ挨拶することを決意した。まさか承諾するとは思っていなかったので驚いた。また、この事がストレスになるんじゃないかと心配だった。
夕方、帰りのホームルームの時間に合わせて学校へ。生徒と接触しないよう、先生が玄関で待っていてくれてすぐに応接室へ通してくれた。私はそこで待機。nagiはクラスへ。久しぶりの学校、久々に会うクラスのみんな…nagiの顔は強張っていた。直前まで「何て言おう」と考えていた。10分ぐらいで戻ってきた。「淡々と話した」らしい。
ロッカーの荷物や配布物などを受け取り、先生にお礼を言って学校を後にした。
帰りの車の中で私が「スッキリしたね」と言ったら「何も変わらないよ」とnagiが言った。
変わってほしい。変えてほしいな。
nagiの高校生活が楽しい時間になりますように。