こんにちは
ご訪問ありがとうございます。
ひさびさ~。
何故か色々と忙しくて時間が取れず、
皆様のブログも見れておらず、自分のも放置状態でした。
少しづつブログ周りをしながら書いています。
宜しくお願いします。
今回は、ブログ「手持ちの着物を着る機会を増やしてみる」の
くまさんにお誘いいただいて
東京都あきる野市五日市の糸工房「森」さんへ
黒八丈の製品と糸撚り機の実演を見にお邪魔させていただきました。
(こちらは不定休なので、事前にお電話で予約が必要です)
江戸時代の着物に黒い衿がついているのって時代物でよく見かけますよね。
この部分は、大正時代まで秋川周辺で作られていた
「黒八丈」という絹織物だそうで。
(注:八丈島の黒八丈とは別物のようです。)
ヤシャブシの実を染料として、鉄分の多い泥の中で媒染し川の水にさらす工程の
いわゆる泥染めです。大島紬なんかと手法は似ていますね。
この泥染めを20回ほど繰り返すと、とっても深みのある黒になるそう。
凄~く手間がかかっています。
明治時代に化学染料が普及したため廃れてしまったこの技術を
森さんは試行錯誤されながら復活されたそうです。
(追記:詳細はくまさんのブログをご覧くださいね~
私のものより数十倍も内容が濃くて素晴らしいレポートを書かれています)
ショールームには、この黒八丈を使った
バッグ、ストール、ベスト、アクセサリーなどがずらり。
黒だけではなく、媒染や染の回数によって
グレーの濃淡や少しベージュがかった色になるそうで
それらを組み合わせて作られた品々はシックな雰囲気ですごく素敵なんですよ。
隣の工場では、実際に絹糸を撚るところを見せていただきました。
日本にはもここだけしか動いていない「張り撚り式八丁撚り糸機」。
これで撚られた糸は織物の他、手術の縫合糸や組紐などでも使われるそうです。
精練された糸を←※間違えました.「精練」は撚糸後の工程でした・・・
生糸をこの機械に張り、それぞれ撚った後に、更に数本重ねて撚り
(オーダーによって重ねる本数が違うとのこと)
今度はそれらを機結びで繋いで一本の糸に巻き取っていきます。
この説明であってるかしら?
撚糸され巻き取られた様子
糸を工場の端までいっぱいに(長さが45mもある)渡してから撚るので、
とにかく糸をぴんと張る用に調整しながら撚らないと
綺麗に仕上がらないし絡まるとのことで、熟練の作業が必要だそう。
反対側です。45mもあるのだ
そしてこの撚り機の修理もご自身でするしかないと・・・。
大変なお仕事です。本当に貴重なものを見させていただきました。
このあたりのことは、
くまさんのブログの方が数十倍丁寧に説明されていますので
是非こちら↓をご覧くださいね~。
森様、とっても気さくで張りのあるお声が素敵な方でした。
ご親切にも近くの有名なお寺に連れて行ってくださったり
本当に色々とお気遣いいただきお世話になりました。
どうもありがとうございます。
今回、くまさんが誘ってくださり、すごく嬉しかったです。
教えていただかなければ、こんな素敵な織物を知らずにいました・・・。
予約から何から何までくまさんにお任せっぱなし。お世話になりました。
皆さんご存じの通り、くまさんは着物のみならず色々と知識が豊富だし
お話がとっても楽しいんです。
お会いするのは2度目なのに私ったら時々考えていたお話ができず、
くまさんに気を遣わせてしまった。そしてあんまり写真も撮れていない・・・
色々申し訳なかったです。
でもとってもいい一日を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
さて今回の戦利品!
私はショールームで見たショルダーバッグにロックオン!

お家に帰って早速、絹用のガードスプレーを施しました。
クルリさんがブログでおすすめされていたものです。
ふっふっふ。抜かりないぜ!
いやいや・・・抜かりあるじゃん。
二人の本日の着物を紹介させていただくのを忘れてました。
左がくまさん 右のウサギが私です。
あぁ、二人で並ぶと私のぽっちゃりさと着付けのひどさがが際立つな・・・。
くまさんは、お母さまの大島紬に百合柄の織の名古屋帯。
きりっとした流石の着姿ですよ!慣れていらっしゃるなぁ~。
手元のバッグはご自分で織られた布を組み合わせた手作り品!
少し前に、ご自分のブログでも紹介されてましたね。すごく可愛くて素敵なの
くまさん(後ろから激写)
首元に短いケープを羽織ってらして、おしゃれ!
私はリサイクルの村山大島に博多の半幅。電車なので矢の字結び。
相変わらず半衿が隠れちゃってうまくいかない。
夏以来着てなかったせいなのか・・・と言い訳~~~~
私ももう少し着る機会を増やさないと。
とほほ。
銀杏の絨毯の中ではしゃいでる私。
再来週、コンサートに行く予定なんですけど
コーデが面倒なので多分同じので行くつもり。
それまでに痩せるのは無理なので
せめてもうちょい着付けは頑張ろう・・・。