漁師週間ということで、たまにゃ「食べれる」サカナを求めて…
ルアーで釣れる手頃なサカナということをコンセプトに調べてみると…サワラ!
もう、一足先に春を独り占めって感じです。 釣れればね(汗
で、サワラ。基本的にはシーバス以外の釣りをやらないわたしには良くわからんサカナです。
強いて言えば、西京焼、春のサカナ、歯が鋭い…くらいしか知りません。
で、ジギング。プラッキング、しかもほぼミノーイングしかやらないわたしには良くわからん釣り方です。
強いて言えば、シャクってリアクションを取る釣りってことくらいしか知りません。
心細いんで、チェイサーさん、Tさんに応援を要請。
で、三浦半島某釣船。
船中数本、デカいと90cm・4kg、ジグは120gってくらいしか情報がない中現着。
船頭さんに「遅いよ!」と叱られながらいそいそと支度(汗
船が流行ってないのか、予定をいきなりブチ込んだからなのかはわからないけど、船中三人…そう、我々のパーティーだけでの出船です。
「ま、みんな初心者みたいなもんだし、船中2・3本ってトコ?」「ジギングやったときないけど、ま、シャクりゃいいんでしょ?」と軽い気持ちで船は進む。
ポイントに着き、基本トッパー(トップでプラグを扱う人の造語)が水深70mの世界へ鉛のカタマリを落とす…
「ワンピッチショートジャークは得意なリズムだけど、このタックルでできんのか?(汗」「つか、いくら青物とは言え、ホントにこんなんで食ってくるんかね?」と、ジグは沈む…
1投目からTさん「来ました」「ボトムワンタッチから上げたトコですね」と比較的冷静な反応!
「ちょ、船中2・3本の予定なのにもう釣ったの?」と焦りつつ、わたしのジグも着底、すかさずロングジャーク!
…
…ま、来ないわな(苦笑
で、シャコシャコとショートジャークを重ねていると、ググッっと! キター!!
「う~ん、最初の走りを止めれば後はシーバスよりラクだな」と、ゴリゴリ巻きながら思う。
で上がってきたのは50㎝くらいのサワラ…美味そう!(嬉
「なに?意外と釣れちゃうんじゃないの?」とシャコシャコしてるとグググっ! またキター!!
「ちょっ?なにこれ、初心者ワンピッチショートジャークがハマった?」「ぎこちないイレギュラーな動きがバイトを誘うの??」とテンション上昇!
「こ、これは…1人20本くらい上がっちゃうんじゃ?(嬉」、「同僚たちの空腹を春いっぱいにしてあげれるんじゃ…」「よ~し、こうなったら漁師モードに入って釣りまくる!!!」とすかさずジグ投入!
フォールでヒット!→ゴリ巻き!!→抜き上げ
ハァハァ・・ちょっと疲れるな…
すかさずジグ投入→シャコシャコ→シャコシャコ→グググっ!→ゴリ巻き!!→抜き上げ
ハァハァ…ハァハァ… ウデが疲れるな…
一呼吸置いてジグ投入。
シャコシャコ→シャコシャコ→シャコシャコ…つか、結構シンドい釣りだな(汗
シャコシャコ…シャコ……シャコ………つか、マジ疲れてきた(汗
シャコ…シャコ…もう、ウデ動かない(涙目
疲れたんでベールを返してフリーフォール(汗
グググっ! 「おい、来ちゃったよ!(涙」
ゴリ巻き…不可
ポンピングで逃げると船頭が「ポンピングしなくて良いから巻いて!」
…「いや、無理だって…(泣」
たった30mが巻けない…
歯を食いしばってなんとかランディング。
ゼェーゼェーゼェー…づがれだ。
ちょっと休憩を取ろうとすると…すかさず船頭「早く落として!反応出てるんだからさ!!」
「ちょっ、マジで?」とリーダーを確かめるフリとかして時間を稼ぐ(笑
「早く落として!!!」とスピーカーを通して怒鳴られる…
沸々と反抗心が…
とりあえず、プレッシャーに負けてジグ投入(涙目
またもやフォールでヒット!「ちょっ…!だから巻けないって!」
テンションが抜ける…「ふぅ~、助かった!(喜」
船頭「アンタ今フッキングさせなかったでしょ!(怒 ちゃんとフッキングさせてよ!!(怒」
沸々と怒りが…
空気読めずサワラは入れ食い!(泣
見ているであろう船頭の為にフッキング。
そしてファイトが始まる…もうホント巻けないから・・・
残りの力を振り絞ってランディング…しようとしたら、船縁に当たってサワラ海へ(汗
すかさず船頭から怒号が飛ぶ…「何そんな馬鹿なことしてんの!!(怒」
沸々と殺意が…
「オレはお前のモルモットじゃねぇ!」
「遊びに来てるのになんでいちいちオマエの意のままに動かにゃいかんのだ!」
意図的に怒りのオーラを出して船頭を睨む!
船頭すかさず「釣果出してくださいよぉ~」「お願いしますよぉ~」
いや、オマエの気持ちは分かる、釣果のみがメシの種になるのも分かる…ただな、オレはオマエや船の為に釣りしてるんじゃねぇんだよ…とブツブツ言いながら仕方なくジグ投入!
シャコシャコ(喰うなっ!)…シャコシャコ(お願いですから喰わないでください)…祈りを込めてシャクる。
…ゴゴゴっ! 「って、おいっ!」
もう、ホント涙目になりながら巻く。巻けてないけど巻く。
手が…もうホント動かないから・・・
で、ランディング。
とりあえず、リーダーを切って結び直す。
いや、リーダーは全然無事なんだけどね(汗
手はマメだらけ…「SOLTIGA(パワーハンドルが付いてる)持ってくれば良かった…」とホント後悔。
「早く落としてくださぁ~い!」と船頭…
意識朦朧としながらジグ投入。
シャコシャコ、シャコシャコ…もうムリ。
ゴゴゴっ!「だから食うなよ!」
怒りに任せてハンドルを巻く…つか巻けない。
ランディングすれば…ハァハァ、ランディングすれば…ハァハァ、リーダーが変えられる!(嬉
やっとこさランディング(瀕死
そして、どっかりと腰かけてゆっくりとリーダーを変える(笑
ふと見ると、Tさん、チェイサーさん共に景気良くシャクってる…わたしよりシンドいタックル使ってるのに元気だなぁ…
いい加減時間が経ったのでジグ投入。
もうシャクれない…体力の限りを尽くして「普通に」巻いて来る…
一応首捻ったりして、なんか異常事態があって「仕方なく」巻いている演技を船頭に見せながら…
ところが…ゴっ!「だから食うなって!」
もう、ホント死闘。たかだか5・60のサワラ相手に死闘。
意を決して二人に相談し「船酔いしたんでもう早上がりさせてください」と船頭に頼む。
で、沖上がり。 みんな…虚弱体質でごめんよ。
実釣2時間強、船中20本強、わたしたぶん10本くらい。
車のハンドルを切りたくないくらい疲労困憊し帰浜。
Tさんと、ロッドを貸してくてた方のところへお土産(サワラ)を届けに行って、ついでに?試食してみると…ウマー!!
ホント、びっくりするくらいウマい!
最初からこの味を知ってれば、あと3本は頑張って上げたのに(汗
いろいろ楽しい話をして、今度は同僚向けにサカナを捌く?
包丁持てないくらいウデがダルい。
ま、同僚にも喜んでもらえたし…良しとしよう。
おつかれ!オレ。 あっ、またサカナの写真ないや(汗