いまさら旧年の釣行記ってのもイタいが、未だ釣行記がないってのもイタいんで前者を選択。

ま、ポイント知らない人はツマンネと思うかも知れないけど…時間あったらポイントの概要書いとくんでガマンしてくれ(汗


ボーズ上等!のわたしも、最終釣行ではさすがにサカナを出したいので勝手知ったるナナメへ。

このポイント…この時期はとにかく夕マズメ。活性を左右する要因は他にもあるが、この条件を外すとキビしいよ(と、知ったフリするあさはかさよ…)。

なんでかって? …わたしなりの答えはあるけど…ま、考えてみるのも面白いかも。

出したサカナを観察すると答えが出るんじゃないかな?

ちなみにその答えはこのポイントで釣果を出すカギになります。

なぜ、ここにサカナが集まるのか?

なぜ、特異なパターンが成立するのか?

って、エラそうに言ってるけど、某有名アングラーはポイントに着いただけで「答え」が判っちゃいました。


ま、脱線したとこで釣行記ね。

ポイントは表層30~50cmが北西から南東への流れ、それ以下は淀んでるか、上げ潮に圧されて南東から北西へトロトロと流れる。沖目にも縦の潮目が2本。

それほど綺麗なハロクラインではないが、サカナが意識するのはそのエッジ。


にょろ×2を通せばちらほら見えるセイゴの餌食になります。

彼らを出すにはストラクチャーや潮目関係なし。移動しながらアップ・クロス・ダウンを繰り返し、絨毯爆撃で楽勝でしょう。


で、あたくし、最終釣行で出さなきゃいけないと思いつつも、敢えてトップを流す釣りで挑む。

なんでかって? セイゴの数釣りに興味ないんで…っていうのはカッコつけすぎだな(汗

えっとね、オーダーしてたルアー(MAPS! M24 Rolling King等)が届いたんで使ってみたかっただけ。


ま、弱ったリアルベイトの演出はどこでも通じるメソッドだし…と自分を正当化しながら、この時期・このポイントのセオリーとは全く違う攻め方で開始。

まず、あんま関係ない場所でルアーを泳がせる。「浮力強いな…」とかボヤきながらイメージの微調整。


さて、北東側のストラクチャーからグッドサイズが安心して出てくるには、まだ早い。

さりとて、ジャークベイトなんかで引き摺り出す釣りをしたら今日はおしまいになっちゃうなぁ…ってことで、この流れでデカいのが居るとしたら…ズカズカと南東側へ。

様子見程度に両先端部、間のブレイク沿いを変則的なU字で通す…反応なし。

今度はヤラしくアクションを加えながら…反応なし。


「…やっちまったかな?」と思いながら、セイゴちゃんへの誘惑を振り払い、「ま、時間も少し早いかなって」イイワケして、ひたすら南東側に流してみることに…

フルキャストして一旦ズルーっとジャーク。そこからベールをオープンにしたままサミングとラインメンディングで流す流す流す。

70mくらい先、潮目に差し掛かったところで、ラインを止めて小さなトゥイッチをちょこちょこと…出ない。

100m巻きラインで、おそらく10mは切ってるんで、80mくらい流して回収を始めた時に…ゴンっ!

結構元気に闘ってくれて、上げたのはプレスポ組の50cmくらい。

う~ん、潮目のトコから見てたのかな…ま、偶然出た1本。


バイトレンジは水面下15cmくらいだったので、同様に流しながら潮目手前で一旦ズルーっと引っ張るジャークで深度を取って、スローで巻きながら小さいトゥイッチを与えアピールさせながらレンジを維持。

ロッドが潮目を教えてくれたら浮力が勝るリトリーブ速度に落として…ウィグリングしながらゆっくり浮上!


「うん、居たら出るな」と思ったが、サカナはそんな妄想には付き合ってくれず、ルアーは浮上。

悪あがきで、ズギャンとダートさせ、そっから再浮上…で、モスっ!

「ったく、一回で決めようよ…ヘタクソ」と思いながらゴリ巻き。

重いけどあんま走らないんで楽に手前まで寄せたが、いきなり突っ込んでちとヒヤリ。

70cmちょっとくらい。お腹ぺったんこのお母さん。


潮目の位置を変えながら何度か同様のパターンを試すも不発。

完全に暗くなって、北東のサカナが取りやすくなったんで移動。


対岸の奥から漏れる明かりとストラクチャーの影のコントラストを狙う。

ま、M24でそのラインを流せればベストなんだが、キャストに自信が無かったので違うルアー(テストモデル 95mm フローティング)をノット。これでだいぶアキュラシーも増す。


で、1投目。

やっぱりキャストはヘタで、明暗の境から50cmくらい明るい側に着水(泣

奥のストラクチャーにぶつける覚悟で投げてるのに、暗いからやっぱり怖くてサミング早くなるのよね…


ま、明るめなところで「ダメだよね…」と頭を出したり引っ込めたり程度のアクションをさせてるとゴン!

…意外と寛容なシーバスもいるようでして(汗

上がってきたのは、これもアフタースポーンのママ、65cmくらい。


「あそこまで出てくるなら、こりゃ、結構ヤル気あんじゃね?」

とM24をノットし直して、『なるべく』明暗の境界に…出ない。

いろいろ小細工するも…出ない。

深度を得たくても、角度的にリトリーブするとフィーディングエリアから外れるんで「M24じゃ厳しいな…」なんて思って早巻き回収モードに入ってると…ゴスっ!!

ドラグ絶叫!

…って、この走り、スズキさんじゃない。


しばしボラと格闘。

いやぁ~、しっかし、ボラはこの時期でも元気なのね。スレだからかな?

足元まで寄せてから、いろいろ角度を変えてオートリリースを願う(汗

で、やっとオートリリース。


場荒れ+地合終了でその後はどうあがいても反応なし。

釣り納めがボラスレじゃ…と、にょろ×2をノットしたくなる衝動を抑えて撤収。


おサカナさん、07年も付き合ってくれてありがとう。


Rod : Vonarm 73

Reel : 07 STELLA 4000s

Line : seabassPE F-Zero

Hit Lure

: M24 Rolling King

: undisclosed model (95mm F)


編集後記


オーケーオーケー!

キミ達の言いたいことは分かってる。

ごめん…今度から短くするよ(汗