自民党の上限1000円と民主党の実験とかで、格安になった高速自動車道を使って、宇和島市へ向かった。途中パーキングで休憩した。


車から降りようとすると、突然、空気を揺るがす異様な爆音が響いた。建物が震えている。はっと気がつき東の空を眺めると、2機の黒い爆撃機の後姿が見えた。それは凄まじく、初めて聞く爆音だった。


頭をよぎったのは沖縄県人のことだった。こういうのが何時もの事だと堪えられないのは分かる気がした。



伊達博物館の開館は古いらしく、身障者用駐車スペースも無い。整理係の人は枠外に止めてくれと言う。


不吉な予感がする。案の定、1階の第一展示室へ入るには、階段横の段差解消機を、事務所の人に頼んで操作してもらわねばならない。第二、第三展示室へ行くにも車椅子を降りて階段昇降機に乗り換え、この操作も事務所の人に頼んで上げてもらう。それまで乗っていた空の車椅子は、家内が2階、3階と持ち上げた。


見学後降りるときは、職員らが使用するエレベーターが館の奥にあるという。そこまでの部屋の鍵を開けてもらい、それを使って降りた。


ときに使うらしく、館に備え付けの車椅子も準備されてはいた。


玄関横にある身障者用トイレは、他にスペースがとれなかったのか狭く、入り口の戸もよく考えてはいるが実用的ではない。良かったのは手すりで、切り口が楕円形をしており、私には握るとしっくりした。


疲れた1日でした。