越智庄治の個展が開かれているというので、河野美術館へ出かけた。



建築関係の会社を経営しているという氏の作品は、以前、朝倉美術館で、几帳面に描かれた魚の絵を観た事があった。魚の絵が数点あったので聞けば、魚を描くのは5,6年前からやめているという。


会場を圧倒しているのは、木造の建築物を線や四角形を意識しながら、あえて平面的に描いたという『時空』シリーズであった。

建築物は今治市の内港にあった建物から、イメージしたという。


来島大橋を描いたシリーズも面白い。


何故か印象に残ったのは、モノトーンになった故郷・朝倉を描いた作品だった。



娘さんがやっている日本料理・「はな亭」の優待券を頂いて会場を出た。


やはり油絵が一番いい。楽しめた。