7月18日(土)に大山祇神社特設能舞台で“しまなみ海道薪能”が公演されます。



その演目、狂言「太刀奪(たちばい)」について。


あらすじ


北野神社に出かけた御主人と太郎冠者は、通りかかった男が立派な太刀を持っているのを見て、太郎冠者はこれを盗もうとするが、逆に主人の刀を取られる。取り戻そうとした二人は男を捕らえ、御主人は太郎冠者に男を縄で縛れと命令する。


すると太郎冠者はその場で縄をない始めるなど段取りが悪く、挙句の果てに縛る時御主人を縛ってしまい、結局男にも逃げられてしまう。



太刀奪は「盗人を捕らえて縄を綯う」を地で行く狂言で、茂山七五三親子の息のあった舞台が見ものという。