昨日の河津桜の写真は反応が大きかったです。


自分としても1955年発見ということから、あまり人の訪れない山中に、花をつけた桜の木がポツンとあるのを、何となくイメージしていました。


1975年に町木として認定されたということから、その頃川沿いに植えられたのでしょう。すごい!としか言いようがありません。


こちらの方でも30年後が楽しみです。(私はいないか)


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2月17日の“ことぶき大学・歴史の中の鉄”で、講師は“鉄に含まれる

炭素の量と性質”について簡単に触れられた。鉄100%は柔らかいと。


日本に渡ってきた製鉄は、島根県を中心として、日本独特の方式「たたら製鉄」として盛んになった。(たたらとは足踏みふいごのこと)


「日本刀」といえば、真っ赤に焼いた鉄を懸命に槌で打っている場面しか浮かばない私としては、何故あのような作業をしているのだろう気になっていた。

ちょっと調べてみることに・・・。



「たたら製鉄」で創られた良質のものを玉鋼(はがね)といい、炭素量が1~1.5%の鋼という。

これは、鍛接しやすく、熱処理により硬く、曲がらず、粘り強くなり、研磨しやすく、焼き境が明瞭に出てきれいな刃文が付く、という性質を持つ。


これらの性質を利用して、槌で叩いて、折り返し鍛え、あるいは十文字鍛えを繰り返して、内部に含まれる鉄滓を絞り出し、残った滓は微細化して分散する。同時に不純物も除かれる。


折れず、曲がらず、よく切れ、その上美しい日本刀は、この玉鋼を元にこうして作られる、という。