のりピーママの顔、息子の運動会に参加
サンケイスポーツ [5/30]



覚せい剤取締法違反罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた元女優、酒井法子(39)が29日、

小学5年の長男(10)が通う東京・港区内の小学校で行われた運動会に姿を見せた。



公の場は昨年11月、介護を学ぶ創造学園大(群馬・高崎市)に初登校して以来6カ月ぶり。

徒競走に参加した息子に声援を送るなど、ママの表情を見せた。
公判で離婚の意志を表明し、別居中の夫、高相祐一氏(41)の姿はなかった。



小雨がぱらつく中、酒井は校庭を駆け回る息子の姿をデジカメで必死に追い、

終了後は会場の片付けを他の父母と一緒に参加。



覚せい剤取締法違反罪で懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた夫、高相氏との離婚渦中にありながら、
人目をはばからず、ママの役目をまっとうした。



帽子を目深にかぶり、スエットにジーンズといういでたちで、午前8時40分の開会式から参加。

午前中に行われた5年生の演目では、音楽に合わせて踊る長男を、校庭のトラック脇からひっそりと見守った。

午後の100メートル走では息子の出番になるや、ゴール地点に移動し、身を乗り出してデジカメを構え、撮影。


ゴールの瞬間、隣にいた小学生と一緒に飛び跳ねて、息子の奮闘ぶりを喜んだ。



休憩のため“ママ友”3人と校外に出て、近くの喫茶店へ向かう途中、サンケイスポーツ記者が取材を申し込むと、

立ち止まり「すみませんが、ほかのみなさんの迷惑になりますので…。
ごめんなさい」。ほぼスッピンののりピーは笑顔で、丁寧に断った。



雨が強くなったため、午後2時ごろ運動会の延期が決まると、
後片付けにも積極的に参加。

イスや競技で使用した平均台を校舎に搬入した。
常にママ友と一緒で、そこに夫の姿はなかった。

酒井は昨年11月の公判で自らの更生のため、高相氏との離婚を誓った。


一家で住んでいた東京・南青山の高級マンションを今年4月ごろに離れ、約6キロ北西の都内で継母(62)と息子の3人暮らしを開始。



子育てのかたわら、創造学園大ソーシャルワーク学部の通信教育で介護福祉を学び、“自立”に向け歩み始めている。残るは高相氏との離婚調停だが、高相氏は3月、都内でスーツ姿の男から白い袋を受け取る“再犯疑惑”を写真誌で報じられて以来、行方が分からない状態。酒井の関係者は「高相氏と連絡が取れないので、会うこともできないし、話し合いができないのが現状」と説明する。

運動会では隠れることなく、ほかの父母と一緒に歓声をあげたのりピーママ。
離婚問題がまったく進展しない状況にも負けず、笑顔で息子の成長を見守っていく。
南青山のマンションは、すでに売却に出されたとの情報もある。