酒井被告「別荘で吸わず」 あす追起訴

産経新聞 [9/10]


覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴された女優の酒井法子被告が、

警視庁の調べに「(千葉県勝浦市の)別荘では覚醒(かくせい)剤をやっていない」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。


一方、別荘へ行く直前の7月下旬に滞在していた鹿児島・奄美大島での使用が裏付けられたとして、
警視庁は10日にも使用容疑で酒井被告を追送検し、東京地検が11日に使用罪で追起訴する方針を固めた。



捜査関係者によると、酒井被告は8月2日ごろ、
夫の高相(たかそう)祐一容疑者=同法違反(所持、使用)の罪で起訴、

同法違反(所持)容疑で再逮捕=と勝浦市の別荘に滞在しており、別荘からは覚醒剤0・097グラムと吸引器具が見つかった。



だが、酒井被告は「夫と一緒に別荘へ行ったが、そこでは吸っていない」と一貫して使用を否定。高相容疑者も「妻が使ったかどうかは知らない」と供述している。


一方、奄美大島について酒井被告は「7月30日に滞在先のホテルで覚醒剤をあぶって吸った」「どちらかが子供と出かけている間に、
夫と交互に覚醒剤を吸った」と供述。



高相容疑者も「奄美大島では妻も使ったと思う」と話しており、東京地検は奄美大島での覚醒剤使用について起訴可能と判断したとみられる。

同地検は高相容疑者を勾留期限の11日に同法違反(所持)罪で追起訴するとともに、酒井被告も追起訴し、
一連の捜査を終結させる方針。


10月26日に東京地裁で開かれる酒井被告の初公判では、所持と使用の両罪が審理される見通しとなった。