押尾学被告を死亡女性の両親が民事提訴も

サンケイスポーツ [9/7]


警視庁が押尾被告を保護責任者遺棄罪などでも立件することに強い期待感を示した。

東京・銀座のクラブホステスをしていた女性が亡くなったのは先月2日。

六本木ヒルズのマンションで押尾被告と一緒に合成麻薬MDMAの錠剤を飲んだことが死につながったとみられる。

女性が死んでから押尾被告の呼んだ知人が119番するまで3時間も経過していることや、
女性の携帯電話がマンション植え込みで発見されるなど謎も多い。


父親)は時折、警視庁の担当者に電話で聞いているが、
「捜査中で何も言えません」の一点張りといい、じっと待つばかり…。


麻薬取締法違反(使用)で起訴、保釈された俳優、押尾学被告と同じ部屋にいて、
遺体で見つかった女性(享年30)の両親が6日、岐阜県内の実家でサンケイスポーツの取材に応じ、娘の死について「警察の捜査を信じて待っています」と訴えた。

立件見送りとも伝えられる中での悲痛な胸の内。押尾被告に対する民事提訴の可能性については「ケースバイケースで」と語った。


四方を小高い山々に囲まれたのどかな農村地帯。両親はこの日、前日に営んだ三十五日法要の片づけに追われていた。

押尾被告が先月31日に保釈されたことについて、
女性の母親(52)が「薬物使用についての事件での保釈ということは、分かっています。

でも、警察は娘の死をもっと調べて追及してほしい」と何度も強調。



また、押尾被告に対し損害賠償や慰謝料などを求める民事提訴の可能性について、父親は「ケースバイケースです」と明言。

母親も「娘の死が事件化されず、真実が明らかにならないときは…」と語り、2人とも念頭にあることを明らかにした。

押尾被告からはまったく連絡がないそうで、母親は「連絡がほしいわけじゃないけど、電話1本ない」と憤りをあらわに。

弁護士や前所属事務所のエイベックスからも連絡はないという。

6月には東京に2泊3日で旅行し、長男(29)をまじえた一家4人で居酒屋に行くなど楽しんだばかり。

「娘には(人生を)楽しませてもらいました」と父親が言えば、母親も「明るくて元気でサバサバとした娘でした」と振り返ったが、
真実が明らかにならない以上、悲しみは深くなるばかりのようだ。