酒井法子容疑者、覚せい剤の常習裏付け…拘置延長起訴へ
サンケイスポーツ [8/20]
覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された女優で歌手、酒井法子容疑者の毛髪鑑定で、
覚せい剤の陽性反応が出たことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
逮捕直後の尿検査では陰性だったが、酒井容疑者はこれまでに「10回ぐらい使った」と供述。
毛髪鑑定が“クロ”と出たことで、覚せい剤使用容疑での立件に向け前進した。
警視庁は使用時期や頻度などを慎重に調べている。
尿検査では“シロ”だった酒井容疑者。鑑定によって出た科学的な証拠が、
これまでの「夫に勧められ、昨年夏ごろから吸引するようになった。
10回くらい吸っていた」との供述を裏付けた。
警視庁は同容疑者の毛髪数十本を採取し、先週から鑑定を行っていた。
捜査関係者によると、覚せい剤の陽性反応は出たものの反応はごくわずか。
使用時期と頻度などを明らかにするため、詳細な分析を続けている。
一般的に覚せい剤を何度も使用すると毛髪から反応が出るとされる。
厚労省関信厚生局麻取部の元主任鑑定官で薬学博士の牧野由紀子氏(64)はサンケイスポーツの取材に「1回や2回使用したぐらいでは出ないと思う。
毛髪鑑定で使用時期と頻度はある程度は明らかにできる」と話す。
同氏によると、
鑑定は簡単に言うと以下の流れで行われる。
〔1〕ブラシで抜けた毛や根元から抜くなどして採取。
本数が多く必要な場合は根元からカット
〔2〕鑑定する部署(科学捜査研究所など)で髪を洗浄、乾かし、
細かく切って表面部分のキューティクルをはがす。すると、水分や油分のようなもの、メラニンが残る
〔3〕覚せい剤はメラニンとくっついており、メラニンと分離して成分を抽出する。
髪の毛は1カ月に1センチ伸びるといわれ、どの部分から出るかで、おおよその時期が判明。頻度については「タバコを1日1箱吸う人と1日2、3本の人とは違うのと同じで、
出てきた濃度でヘビーかノーマルかライトかわかる」と同氏。
また、髪の脱色による鑑定への影響は「反応は出にくくなるが、ゼロになることはない」という。
3日未明に同容疑で逮捕された夫の高相祐一容疑者(41)は「4年ぐらい前に勧めた。妻も常習的に吸っていた」と供述。
仮に酒井容疑者が覚せい剤を長期間使用していれば、毛先から根元までの全体から覚せい剤反応が出る。
酒井容疑者はこの日、拘置期限を迎え、
東京地裁は28日まで9日間の拘置期間延長を認めた。
今後、毛髪鑑定の詳細な結果が出れば、
警視庁はそれをもとに、夫の供述との食い違いや酒井容疑者が供述していない部分を追及していく構えだ。
これまでの調べで、酒井容疑者の東京・南青山の自宅から、微量の覚せい剤(0.008グラム)、
吸引用ストロー42本などが発見されており、ストローに付着しただ液のDNA鑑定は酒井容疑者の型と一致。
高相容疑者が所有する千葉・勝浦市の別荘からも覚せい剤などが押収されている。
別荘へは夫婦で出入りしており、逮捕前の今月1、2日にも滞在していた。
サンケイスポーツ [8/20]
覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された女優で歌手、酒井法子容疑者の毛髪鑑定で、
覚せい剤の陽性反応が出たことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
逮捕直後の尿検査では陰性だったが、酒井容疑者はこれまでに「10回ぐらい使った」と供述。
毛髪鑑定が“クロ”と出たことで、覚せい剤使用容疑での立件に向け前進した。
警視庁は使用時期や頻度などを慎重に調べている。
尿検査では“シロ”だった酒井容疑者。鑑定によって出た科学的な証拠が、
これまでの「夫に勧められ、昨年夏ごろから吸引するようになった。
10回くらい吸っていた」との供述を裏付けた。
警視庁は同容疑者の毛髪数十本を採取し、先週から鑑定を行っていた。
捜査関係者によると、覚せい剤の陽性反応は出たものの反応はごくわずか。
使用時期と頻度などを明らかにするため、詳細な分析を続けている。
一般的に覚せい剤を何度も使用すると毛髪から反応が出るとされる。
厚労省関信厚生局麻取部の元主任鑑定官で薬学博士の牧野由紀子氏(64)はサンケイスポーツの取材に「1回や2回使用したぐらいでは出ないと思う。
毛髪鑑定で使用時期と頻度はある程度は明らかにできる」と話す。
同氏によると、
鑑定は簡単に言うと以下の流れで行われる。
〔1〕ブラシで抜けた毛や根元から抜くなどして採取。
本数が多く必要な場合は根元からカット
〔2〕鑑定する部署(科学捜査研究所など)で髪を洗浄、乾かし、
細かく切って表面部分のキューティクルをはがす。すると、水分や油分のようなもの、メラニンが残る
〔3〕覚せい剤はメラニンとくっついており、メラニンと分離して成分を抽出する。
髪の毛は1カ月に1センチ伸びるといわれ、どの部分から出るかで、おおよその時期が判明。頻度については「タバコを1日1箱吸う人と1日2、3本の人とは違うのと同じで、
出てきた濃度でヘビーかノーマルかライトかわかる」と同氏。
また、髪の脱色による鑑定への影響は「反応は出にくくなるが、ゼロになることはない」という。
3日未明に同容疑で逮捕された夫の高相祐一容疑者(41)は「4年ぐらい前に勧めた。妻も常習的に吸っていた」と供述。
仮に酒井容疑者が覚せい剤を長期間使用していれば、毛先から根元までの全体から覚せい剤反応が出る。
酒井容疑者はこの日、拘置期限を迎え、
東京地裁は28日まで9日間の拘置期間延長を認めた。
今後、毛髪鑑定の詳細な結果が出れば、
警視庁はそれをもとに、夫の供述との食い違いや酒井容疑者が供述していない部分を追及していく構えだ。
これまでの調べで、酒井容疑者の東京・南青山の自宅から、微量の覚せい剤(0.008グラム)、
吸引用ストロー42本などが発見されており、ストローに付着しただ液のDNA鑑定は酒井容疑者の型と一致。
高相容疑者が所有する千葉・勝浦市の別荘からも覚せい剤などが押収されている。
別荘へは夫婦で出入りしており、逮捕前の今月1、2日にも滞在していた。