“助っ人”の素性判明
スポーツニッポン [8/19]


酒井法子容疑者の覚せい剤所持事件で、同容疑者が所在不明になっていた6日間の動向の詳細が明らかになった。

協力していたのは、酒井容疑者の個人事務所の顧問を務めていた元弁護士。






酒井法子容疑者に隠れ家…大物元弁護士が手助け
サンケイスポーツ [8/19]


酒井容疑者が出頭当日までの2泊を過ごした神奈川・箱根町仙石原の別荘。みやび法律事務所の元所長が所有していたという)


覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された女優で歌手の酒井法子容疑者が8日に出頭するまでの空白の6日間の全容が18日、
分かった。


3日未明に東京・渋谷の路上で夫、高相祐一容疑者が同法違反(所持)で逮捕されてから姿を消した酒井容疑者は、

山梨・身延町や神奈川・箱根町のほかに、東京・東大和市のマンションに滞在していたことが新たに判明。


さらに“逃亡”には、イトマン事件などにかかわった元弁護士で、

酒井容疑者夫妻の弁護を担当する法律事務所の元所長が介在していたことも分かった。


高相容疑者が東京・渋谷の道玄坂路上で逮捕された3日未明、

酒井容疑者は渋谷署員の職務質問に立ち会った「社長」と呼ばれる人物と一緒に姿を消した。


その後の足取りは、出頭した8日夜まで細切れの情報しか分かっていなかったが、その全容が明らかになった。19日発売の「週刊文春」が克明に追跡している。

同誌によると、この社長とは東京・中野で建築・解体業を営む知人男性。

酒井容疑者は、社長が用意した運転手付き車に乗って“逃走”した。


途中で1人車を降り、南青山の自宅マンションへ直行。
室内に20分ほど滞在して荷作りした後、
新宿・歌舞伎町の量販店で下着や食料を買い込み、ATMで逃走資金とみられる40万円を引き出した。

同日昼に社長と合流し、夕方には酒井容疑者の継母と知人女性も加わって、

5人の“一行”は約160キロ離れた継母の故郷、山梨・身延町へと向かった。


3日の夜は身延町で1泊。
4日夕に酒井容疑者の携帯電話の微弱電波がキャッチされたことが明らかになり、マスコミが身延町に集結した。

が、“一行”は同日夜に山梨を離れ、当初いわれていた立川ではなく、隣町の東大和市へ向かっていた。

酒井容疑者は、当時の状況について「大量の着信やメールが送られてきて、慌てて携帯の電源を切った」と供述している。


そこで新たに社長に続く、“逃亡”に関与する重要人物が急浮上。

身延町から約132キロ走り、たどり着いた先は社長の弟で、

現在、酒井容疑者夫妻の弁護を担当する「みやび法律事務所」(東京・虎ノ門)の事務局長が所有するマンション。ここで4日、5日の2泊を過ごした。


さらに、東大和から神奈川・箱根町まで88キロ移動し、同町仙石原の別荘で2泊した後、警視庁富坂庁舎まで101キロ車を走らせ、出頭。

“逃亡”は6日間で全481キロにも及んだ。
仙石原の別荘の所有者は社長、事務局長の長兄にあたる元弁護士で、みやび法律事務所の元所長だった。

酒井容疑者が「別荘を貸してくれた男性から弁護士を紹介してもらった」という供述と重なった。

兄弟と酒井容疑者の交友は25年前にさかのぼり、
社長と継母は親密な仲だった。

長男の元所長は芸能界デビュー前から知り合いで、結婚後も米ハワイのコンドミニアムを貸すほど酒井容疑者をかわいがっていたという。



19日の拘留期限を目前に、“逃亡”に関与した人物が次々と明らかになり、
事件は複雑化の様相を呈してきた。