夕刊フジ


酒井法子容疑者が覚せい剤取締法違反で逮捕されたことで、金銭的な“実害”が広がっている。ビクターは9月16日に発売を予定していたベストアルバムの発売中止を決定。7000万円以上の制作費を投じた裁判員制度のPR映画はお蔵入りとなり、トヨタ自動車とのCM契約も打ち切られた。自らプロデュースしたファッションブランドの商品も撤去されるなど、その損失額は10億円を下らないとみられる。

ビクターは、酒井容疑者の逮捕を受け、「ゴールデン☆ベスト」の発売中止を正式決定した。さらに「こうした反社会的行為は決して許されるものではない」と発売中のCD、DVDもすべて回収、新規出荷やインターネット配信も停止するなど厳しい対応を打ち出した。


また、2003年に酒井容疑者がプロデュースしたファッションブランド「PP rikorino」の商品も全国のスーパーなどから撤去されている。大手スーパー、ダイエーは全国70店舗に出店していたが、約150品目の商品が、8日には完全撤去された。