お弁当箱を学校に忘れているという電話がさやからかかってきました。かかってきました瞬間、すぐに何のことかわかりました。
かなが持ってきてくれるというので私は待っていました。
暗い中待っていたら、後輩が来るのに気付いて声をかけようと思ったら…。
『ぎゃーー!!!!!』
と思い切り叫ばれ、泣きべそをかくような顔で逃げられました。駐輪場で謝ろうと思って本人のもとへ行こうとしたら。
また逃げられ。
確実に変質者扱いです。
決してこんな寒い中小島よしおのような露出をしていたわけではなく、むしろ全身グレーに包まれた服を着ていただけなのです。
拒否られてこれから人に話し掛けるのにちょっと抵抗を感じます。
そしてしばらくしたら本人がいて、本人と共にいたのは駐輪場の管理人さんでした。
通報されてしまう…。
変質者のような行動をしたわけでもないのに怯えてました。
そして本人に話しました。
そして管理人さんが笑いました。
私は自分の身を自分で確保できた気がしました。
誤解が解けてよかったです。
痴漢に間違われる男性の気持ちが分かりました。それでも僕はやってないって感じでした。
そしてかなが来るのを待っていました。待たせるのは嫌いなのでしゃがんで待ってました。何かにわくわくする感じで。
しかし…。
暗い夜道なので素通りされました。
そして自ら、かなのもとへ行きました。
そしたら…。
『こんなところでしゃがんどるで、どこのチンピラかと思った。』と。
言われ放題です。
弁当箱1つでこれだけの出来事が起こるなんて…。
つまんない人生なんかじゃねぇと思います。