目で聴く。耳で観る。
早朝出勤。8時半集合(^^ゞ (オイラには早朝だぜ)
今日は、オーディオ仲間で、リコーダー奏者のsoba氏のコンサート。
リコーダーってのは、シロウトにはなんだかよくわからんよな。
小学校で吹いたタテ笛。
これは立派な古楽器なのである。
そういうわけで、池袋の「古楽研究会」なるこの分野では由緒ある会場へ。
さらに言えば、「古楽」がなんだか、シロウトにはわからんが、まあ、古い時代のクラシック音楽とだけしておこう。(専門家には、クラシックといっしょにするな!と超怒られそうだが)
あとは、高校講座でも聴いて
、勉強してくれ(^^ゞ
今日のオイラの仕事は、録音+雑用+運転手。意外とよく働く。
機材は、デジタルレコーダー2セット。マイクも高いところでメイン録りと、目立たぬところで予備録り。
会場が満席で、きつきつだが、まあなんとかいい録音ができたと思う。
出演はsoba氏と、チェンバロ伴奏&独奏の HRさん
2人ともプロに限りなく近いウデだが、一応アマチュア扱いなので、顔と名前はボカしておこう。
今日は、昼休みとか、打ち上げとかでいろいろ濃い話ができたし、soba氏がザビスタブログを絶賛してくれたので、調子こいて色々しゃべりまくったのだが、1個だけ興味深い話を取り上げておこう。
それは、コンサートに来ているお客さんの態度である。
いや、態度が悪いとかケチをつける話じゃなくてね(^^ゞ
鑑賞中、お客さんの半分以上が、目を閉じているのである。
寝てるわけじゃない(笑)
じっと、音楽に耳を傾けているのである。集中してるのである。
クラシックのコンサートでは、ありがちな光景なのだ。
かく言うオイラも、最近まではこのスタイルは「正しい」と思ってた。
目を閉じることで「雑音」を排し、純粋に音だけを楽しむ。
難しい顔をして専門家をきどる(^^ゞ
でもさあ、それだったら、コンサートに足を運ぶ意味なくね?
iPodでイヤホンして聴いてる方が、よっぽど楽器の音よく聴こえるし、客の咳払いはないし、良質のソースをリスニングできる。
せっかく、「生」の会場に来てるんだ。
目をカッと見開いて、会場の雰囲気や、出演者のファッション、そしてなにより演奏中の表情や動作を音といっしょに鑑賞することで、楽しさが広がると思うんだが。
もっと言えば、五感全部で楽しむ。
会場の匂いだってあるさ。体で感じるものだってある。さすがに味覚はないけど・・・(^^ゞ
その点じゃ、ポピュラー系のライブのほうが全然進んでいる。
レインマンの daisukeさんじゃないけど「ジャンプしろ!ジャンプ!」である。
まあ、古楽でジャンプされたらたまらんが。。。
タバコの匂い、酒の味もライブの楽しみの一つという人も多いだろう。
もちろん、人それぞれ楽しみ方は自由。
1時間じっと物音立てずに聴くのがいいのだというのもわかる。
ただ、オイラはコンサートやライブは、ステージ上の人間だけで作るもんじゃないと思う。
観客が奏者を乗せたり、煽ったりしながら、創っていいもんだと思う。
クラシック業界がもし停滞してる、というのなら、奏者やスタッフの責任もあるけど、ファンの責任もあるんだと思ったほうが発展的なように思う。
ま、そういうことさ。
それにしても、主役の soba氏を置いといて言うのもなんだが、チェンバロのHRさんはかなりよかった。
オイラの表現だと「ベラベラ」速弾きするのがたまらない。
こういう演奏を狭い範囲にとどめておくのももったいない気がする。
多くの人に聴いてもらえたらなア、と思う。
詳しいことはよくわからんのだが、彼女はもちろん音大を出て、クラシック奏者らしく、楽譜をきちんと扱うことができるが、ポピュラー風に言うと、コードだけ書いといて、それで自在に曲をコンサートで弾けてしまうらしい。
なんだ、ロックやジャズとセッションできるじゃん(笑)
チェンバロの入ったジャズとかロック、よくなくね? オイラは聴きたいぞ(^^ゞ
今日のアンコールでも、soba氏とキッチリと譜面どおりの練習はした上で、その場でお互いに「アレンジセッション」をしてた模様。
それは奏者だって楽しいし、観客の反応もかなりよかったように見えた。
譜面どおりに弾く、伝統どおりの所作にのっとる。
これ、基本。 できなきゃアウト。
でも、その先にある自由な楽しみってのを、クラシック畑でも、ヤ○ハエレク○ーン教室でも実践するのがいいでないかな、というのが今日のザビエルの想いであった(^^ゞ (余計なお世話、ゴメン)
χανι@68.0k