高校生に恥ずかしくない大人であること | ザビエル・カトーの「いい加減に生きてます」

高校生に恥ずかしくない大人であること

 
「学校で勉強したことなんて、社会でひとつも役に立たない」

オイラがキライなオトナのセリフその1である(^^ゞ

学校であまり勉強せず、あるいはいわゆる学歴が低いと勝手に自負してるヒト(笑)が、社会的にそれなりに成功すると言いたがったりするんじゃないか?

反面そういう人ほど、子供に「勉強しろよ!」とか言いそうだから、世の中おもしろい。

でも、それってほんとなのか、じゃあ、学校の勉強なんてしなくていいんだろうか。

もっとも、オイラのように勉強はそこそこできたが、今となっては低所得者層に入っちまった人間もいるわけだから、勉強のデキと収入は非相関であるとは言える。

ま、それは置いといて、学校での勉強ってのは、社会で役に立つとか立たないとかではなくて、その人本人の人間形成に大きくかかわっていると思うのだ。

ちょっとイヤな言い方をすれば「教養」。

受け入れやすい言い方をすれば、「人間的魅力」。

「ハイハイわかりました。ザビさんは教養がありますよ。でも、過去のことを言われたって、こっちはどうしようもないですから」とスネオ君にからまれそうだが、人間その気になれば、いつだって勉強できるもんである。

いや、むしろ大人になってからの方が、勉強しておけばよかった、と思うことが多いのではないだろうか。

で、オイラは勉強好きではないが、「娯楽」として、面白いなあ、と見てるのが教育テレビの「高校講座」なのである。

平日の深夜に再放送をやってるので、なにげに見てると面白くてハマってしまうのだ(^^ゞ

今さらながら、面白いなあと思うのは「世界史」と「日本史」。



世界史は、聞き手の寺田ちひろちゃんもかわいい(笑)

「時間と場所を~、チェーック!」とかやられると、ちょっとこっちもニヤけてしまう。

内容も、イスラム史とかアフリカ史など、昔勉強しなかった内容も出てきて興味深い。

そして、日本史も古代から現代史まで主要なポイントはしっかり押さえられるし、研究が進んで、昔とちょっと定説が変わってたりして「へぇ・・・」とか思ったりする。

日本の現代史は、あまり学校時代教えてもらわなかったし、バブル以降なんて習えるわけもないから、新たな教養の積み重ねにもなる。

昔、ある店で、高校講座の話をしたら、バーテンのお兄ちゃんが「実はオレ、高校講座の数学が好きなんですよぉ」とか語ってくれた。

これはこれで、魅力的なバーテンさんである。

オイラは数学は、微分以降はまったくお手上げだが、高校講座では数学Ⅰなので、三角関数あたりまでで、これが結構実際にも役立ちそうな感じなのだ。

どなたかが、「三角関数は、角度と長さの変換器」みたいなことを、以前書かれてたのだが、今さらながら三角関数って便利なんだ、とわかったりする。

英語はまったく苦手なので見ない。以上。(笑)

で、やっぱお勧めは理科系。

物理・化学・生物・地学、どれも趣き深い。

が、個人的に好きなのが、「理科総合」。

これは、オイラが高校の時はなかったけど、今は正式科目なのかな?

そして、番組の華が、レポーター役で出てくる中里真美さん。



数年前から見てるのだが、高校講座の中で、一番好きなタイプのヒトだ(^^ゞ

んで、今日これを書くにあたって調べたら、歌手・タレントとして活躍されてる人だった。

しかもアメブロやってる ので、さっそく読者登録(笑)

こういうところが、アメブロってエライな。

ともかくそういうわけで、いろんな意味で高校講座、おすすめなのである。

「でも、深夜も昼も見れないよ」という人。

安心しなさい。

ちゃんと、ネットで放送分を流してくれてるのです。(
NHK高校講座のサイト

今は、3学期も終わろうとしてるので、最初からのほとんどの番組が見れる。

そして、オイラも今回知って、さらにうれしかったのが、ラジオ講座もあることだ。

お勧めは「音楽Ⅰ」

これは、音楽関係者や音楽好きに特におすすめ。

基本から学ぶいいチャンスである。

ここ最近では、オイラが大学の一般教養で授業をとらせてもらった小島美子先生が、「日本の音楽」を担当してたので、懐かしく&うれしかった。

小島先生は、民族音楽研究の第一人者。大学の授業も今でもよく覚えてる。

試験の論述では、民族音楽とプログレと人間の鼓動について、滔々と書かせてもらったし(笑)、氏の授業がオイラの音楽観の一部にもなっている。

さてさて、今夜はこれから日本史があるな。「室町時代の東国」。やっぱ、タイトルだけでそそられるワ(笑)


χανι@68.6k




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