強く、優しく、美しく | ザビエル・カトーの「いい加減に生きてます」

強く、優しく、美しく

 
朝青龍に功労金1.2億が支払われることが決まったらしい。

よかったニャ

貴乃花の下、外国人横綱として最高額という落としどころは、妥当な線だと思う。

こういう総合的に鑑みて落としどころを探る、というのは良き日本人らしさだとオイラは思っている。

けさの新聞に元警視総監で大相撲の外部役員をやってる人がコラムを書いていた。

今回の朝青龍問題についてなのだが、彼は、「横綱の品格」がウンヌンされたが、品格については人それぞれの考えでいいとしている。

その上で、彼は「横綱の品格」とは、「強く、優しく、美しく」だとしている。

強いのは当然。そして、敗者にも優しく、お客さんが観て美しいと思える相撲をとること、これが横綱の品格だという。

たしかにこの弁でいくと、朝青龍は何かが欠けてるし、それを敏感に感じ取る人間からは嫌われるのであろう。

きのう、ザビパパが朝飯を食ってるときに、「我々は”甘ちゃん”でこれまでやってこれて本当によかった」と言ってた。

運もよかったし、他にも要素があるんだろうが、金をだまし取ろうという人間に遭遇したこともない。

「人生は、甘ちゃんで送れるんだったら、それが一番幸せなことなのだ」というザビパパの意見はオイラもまったく同感である。

幸いオイラも「いい」会社に勤めたので、「甘ちゃん」で通すことができた。

他の会社に勤めた何人かの友人が言ってて驚いたのだが、会社で机の上を整理整頓するのは基本だが、その理由がオイラの想像を超えていた。

「大切な書類を出しっぱなしにしておくと、周囲の同僚が悪さをするから」だというのだ。

他にも、「同僚は敵」という話は何人からも聞いた。

会社員時代、周囲にかわいがられた経験しかないオイラには、隣のやつがオイラを陥れようと虎視眈々と狙ってるなど思いもしなかった。

会社というのは、仲間と協力して社会に貢献する組織だと思ってたのだが、世の中には、自分が出世するために仲間を蹴落とすための組織なのだと思ってる人が結構いるわけなんだな(^^ゞ

「それが、生き馬の目を抜くビジネスの世界なのだ」とそういう環境に興奮する人種もいるのだろうが、こっちからみると、どうにも美しくない。

これはオイラの勝手な言い草だが、相撲だけでなく、他のスポーツも、ビジネスの世界も「強く、優しく、美しく」はとても大切なことだと思う。

勝てばいい、儲かればいい、では結局最後に寂しい思いをするのは本人自身だと思ってしまう。

まあ、オイラなぞは「強さ」が横綱級どころか、幕下・序の口クラスなわけだから、「優しい・美しい、言う前に稽古して強くなれよ」と誰かに言われそうなんだけどね(笑)

つまり、それが「甘ちゃん」ってことなわけで、それでも幸せなんだから、今場所も勝ち越しってことでOKだよな(^^ゞ


χανι@68.2k





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